Vivado IDE では、I/O プランニング中、ピン配置が有効であるかどうかを確認する基本的なチェックが実行されます。最終的な DRC は Vivado インプリメンテーションでのみ実行可能です。そのため、最終的なピン配置が有効であるかどうか確認するには、Vivado インプリメンテーションまで実行する必要があります。
ピン配置中は、インタラクティブな I/O 配置ルーチンにより、よく発生するエラーがチェックされます。この機能をイネーブルまたはディスエーブルにするには、[Package] ウィンドウの [General] タブにある [Autocheck I/O Placement] のオン/オフを切り替えます。
この自動チェック機能をオンにすると、問題を引き起こすピンに I/O ポートを配置できなくなります。[Place I/O Ports Sequentially] をオンして I/O ポートを順次に割り当てる場合、問題のあるピンに I/O ポートを配置しようとすると、I/O ポートを配置できない理由がツール ヒントに表示されます。インタラクティブ DRC は、デフォルトでオンになっています。
重要: これらの DRC の多くは、合成済みまたはインプリメント済みデザインに対してのみ実行されます。
インタラクティブ I/O 配置ルールには、次のものが含まれます。
- [Prohibiting]
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- GT に関連するノイズの影響を受けやすいピンまたはノイズの影響を受けやすくなる可能性のある I/O パッケージ ピンへの配置
- I/O 規格に違反する配置
- [Ensuring]
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- バンクでサポートされていない I/O 規格が使用されていない
- バンクに互換性のない VCC ポートが割り当てられていない
- VREF ポートが必要なバンクに使用可能な VREF ピンがある
- グローバル クロックおよびリージョナル クロックが適切に割り当てられている (ネットリストおよび XDC ファイルがインポートされている場合のみ)
- 差動 I/O ポートが正しい極性ピンに割り当てられている
- 出力ピンが入力のみのピンに配置されていない
推奨: I/O ポートは、インタラクティブ DRC をオンにして配置することをザイリンクスではお勧めします。I/O ポートおよびクロック領域の仕様については、該当するデバイスの資料を参照してください。