IP レベルの XDC ファイルを作成すると、UltraScale アーキテクチャ メモリ IP の I/O 制約をデザイン間でコピーできます。これは、次の場合に有益です。
- IP サンプル デザインでメモリ I/O 割り当てを実行し、その割り当てをユーザー デザインにコピーする場合。
- デザインからメモリ IP および関連の I/O 割り当てを含むサンプル デザインを作成する場合。
注記: 最上位ポート名はデザインによって異なるので、制約をコピーするには IP レベルの XDC ファイルが必要です。
IP レベルの XDC ファイルを作成してメモリ IP の I/O 制約をコピーするには、次の手順に従います。
- I/O 割り当てのコピー元とのなるエラボレート済みデザインまたは合成済みデザインを開きます。
- [Tcl Console] ウィンドウで次のコマンドを入力して、メモリ IP の I/O 制約を XDC ファイルに記述します。
write_xdc -cell <memory_ip_instance_name> -file <output file name>
- I/O 割り当てのコピー先とのなるエラボレート済みデザインまたは合成済みデザインを開きます。
- [Tcl Console] ウィンドウで次のコマンドを入力して、メモリ IP の I/O 制約の XDC ファイルを読み込みます。
read_xdc -cell <memory_ip_instance_name> -file <output file name>
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注記: これを Tcl コマンドで実行するには、
save_constraints
コマンドを使用します。
をクリックし、I/O 制約を最上位ポートに解釈し、ターゲット制約ファイルに保存します。