このセクションでは、AXI4-Stream プロトコル インスタンスに特定のトランザクション表示機能を説明します。AXI-S インターフェイスのプロトコル インスタンスは、次の図に示すように、波形ウィンドウに波形オブジェクト階層と共に表示されます。
図 1. AXI4-Stream (AXI-S) インターフェイス
AXI-S インターフェイスの波形オブジェクト階層には、トランザクション行が 1 つのみ含まれ、階層の最上位に表示されます。行の各トランザクション バーは、1 つの完全な AXI トランザクションに対応します。トランザクションのテキストは、AXI 信号 TID からのストリーム識別子と AXI 信号 TDEST
からの大まかな配線情報から構成されます。
トランザクション バーには、次の表に説明するように、AXI トランザクションのステータスが色分けして示されます。
色 | ステータス | 説明 |
---|---|---|
緑 | Normal | データが通常どおりにストリーミングされています。 |
黄色 | Starve | スレーブがマスターからのデータを待っています。 |
赤 | Stall | マスターがスレーブで消費できる以上の速度でデータを生成しています。 |
最上位トランザクション行の下に、主な AXI 信号と、stall
および starve
ステータス信号を含む波形オブジェクト階層が表示されます。ステータス信号は、トランザクション行の色と同じ情報を示します。
ヒント: チャネル トランザクション バーは、対応する AXI 信号イベントの 1 サイクル後まで表示されます。AXI プロトコル解析では、クロックの立ち上がりエッジまたはその後に発生した AXI 信号イベントは、クロックの次の立ち上がりエッジで効果が現れると考慮されます。
エラー状況
ハンドシェイク エラーが発生すると、複数の F を含むテキストを示すエラー トランザクションが生成されます。