JTAG シミュレーション - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション (UG900)

Document ID
UG900
Release Date
2022-04-21
Version
2022.1 日本語

BSCAN コンポーネントのシミュレーションはすべてのデバイスでサポートされます。

シミュレーションでは、JTAG ポートと一部の JTAG 操作コマンドがサポートされます。JTAG インターフェイスは、スキャン チェーンへのインターフェイスを含め、完全にはサポートされていません。このインターフェイスをシミュレーションするには、次の手順に従います。

  1. BSCANE2 コンポーネントをインスタンシエートし、デザインに接続します。
  2. JTAG_SIME2 コンポーネントを、デザインにではなくテストベンチにインスタンシエートします。

このインターフェイスは次のものになります。

  • 外部 JTAG 信号 (TDI、TDO、TCK など) へのインターフェイス
  • BSCAN コンポーネントへの通信チャネル

コンポーネント間の通信は、VPKG VHDL パッケージ ファイルまたは glbl Verilog グローバル モジュールで実行されます。そのため、特定の JTAG_SIME2 コンポーネントとデザイン間、または特定の BSCANE2 シンボル間に暗示的接続は必要ありません。

JTAG/BSCAN の動作を理解するため、スティミュラスをテストベンチ内の特定の JTAG_SIME2 コンポーネントから駆動および表示できます。これらのコンポーネントのインスタンシエーション テンプレートは、 Vivado® Design Suite テンプレートおよびそのデバイスのライブラリ ガイドから入手できます。