[Run] メニュー - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション (UG900)

Document ID
UG900
Release Date
2022-04-21
Version
2022.1 日本語

シミュレーションを実行すると、Vivado IDE のメイン メニューに [Run] メニューが追加されます。

次の図に、シミュレーションの [Run] メニューを示します。

図 1. シミュレーションの [Run] メニュー コマンド

Vivado シミュレータの [Run] メニュー コマンドは次のとおりです。

  • Restart: 既存のシミュレーションを時間 0 から再開します。Tcl コマンド: restart
  • Run All: 開いているシミュレーションを最後まで実行します。Tcl コマンド: run -all
  • Run For: 実行するシミュレーション時間を指定します。Tcl コマンド: run <time>
    ヒント:run 100 ns」のように run コマンドで時間の単位を指定できますが、単位は省略することもできます。時間の単位を指定しない場合、Vivado シミュレータで TIME_UNIT Tcl プロパティで指定された単位が使用されます。TIME_UNIT プロパティを確認するには、Tcl コマンド get_property time_unit [current_sim] を使用します。TIME_UNIT プロパティを変更するには、Tcl コマンド set_property time_unit <unit> [current_sim] を使用します。<unit> には、fs、ps、us、ms、s のいずれかを指定します。
  • Step: シミュレーションを次の HDL ソース行まで実行します。
  • Break: 実行中のシミュレーションを停止します。
  • Delete All Breakpoints:ブレークポイントをすべて削除します。
  • Relaunch Simulation: シミュレーション ファイルを再コンパイルしてシミュレーションを再実行します。