重要: サードパーティ シミュレータを実行する前に、コンパイルされたライブラリのディレクトリ (
compile_simlib
が実行されたパス、または -directory
オプションで指定されたディレクトリ) を確認してください。Vivado IDE では、シミュレーション設定に基づいてデザインをコンパイル、エラボレート、シミュレーションできます。シミュレータは別ウィンドウで起動します。
デザインの合成前にシミュレーションを実行すると、ビヘイビアー シミュレーションが実行されます。各デザイン手順 (合成およびインプリメンテーション) が終了したら、論理またはタイミング シミュレーションを実行するオプションが選択できるようになります。シミュレーション run は、Flow Navigator または Tcl コマンドから開始できます。
Flow Navigator で Run Simulation をクリックし、次の図に示すリストから実行するシミュレーションをクリックします。
図 1. シミュレーションの種類
対応する Tcl コマンドは launch_simulation
です。
ヒント: このコマンドには、DO ファイルまたは SH ファイルを出力するための
-scripts_only
オプションがあります。どちらのファイルが出力されるかは、使用しているシミュレータによります。IDE 環境外でシミュレーションを実行するには、DO または SH ファイルを使用してください。注記:
Vivado 外で VCS シミュレータを実行する場合は、
-full64
オプションを使用してください。そうしないと、デザインにザイリンクス IP が含まれている場合にシミュレータが実行されません。重要: 32 ビットのシミュレータを実行するには、
set_property 32bit 1 [current_fileset -simset]
コマンドを使用します。注記:
ザイリンクス Verification IP (VIP) では、SystemVerilog コンストラクトが使用されます。VIP をインスタンシエートする IP を使用する場合は、シミュレータで SystemVerilog がサポートされている必要があります。