Vivado シミュレータを使用した消費電力解析 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション (UG900)

Document ID
UG900
Release Date
2022-04-21
Version
2022.1 日本語

SAIF (Switching Activity Interchange Format) は、シミュレータ ツールで生成されたスイッチング アクティビティを抽出して保存する ASCII 形式のレポートです。このスイッチング アクティビティは、ザイリンクスの消費電力解析および最適化ツールにバックアノテートして消費電力の測定および見積りに使用できます。

SAIF (Switching Activity Interchange Format) 出力は、ザイリンクス消費電力ツールおよび report_power Tcl コマンド用に最適化されています。Vivado シミュレータでは、SAIF ファイルに次の HDL タイプを記述できます。追加情報は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 消費電力解析および最適化』 (UG907)このセクションを参照してください。

  • Verilog:
    • 入力、出力、入出力ポート
    • 内部ワイヤ宣言
  • VHDL:
    • std_logicstd_ulogic、および bit (スカラー、ベクター、配列) 型の入力、出力、入出力ポート。
    注記: Vivado Design Suite ではタイミング シミュレーション用の VHDL ネットリストは生成されないので、VHDL ソースは RTL レベルのコード専用で、ネットリスト シミュレーションには使用できません。

RTL レベルのシミュレーションの場合、ブロック レベルのポートのみが生成され、内部信号は生成されません。

サードパーティ シミュレータを使用した消費電力解析については、サードパーティ シミュレータを使用したシミュレーション消費電力解析用の SAIF の出力 および VCS での SAIF の出力 を参照してください。