ブレークポイントは、ユーザーが指定するソース コード内の停止点で、デザインをデバッグする際に使用できます。
シミュレータで HDL ソース コードにブレークポイントを設定し、そのブレークポイントに達するまでコードを連続して実行できます。
- シミュレーションを実行します。
- ソース ファイルを表示して、該当する行の左にある白抜きの丸 をクリックします。ブレークポイントが正しく設定されると、赤く塗りつぶされた丸 になります。
この手順が終了すると、シミュレーション ブレークポイント アイコンがコード行の横に表示されます。
Tcl コマンド
add_bp <file_name> <line_number>
を入力します。このコマンドにより、
<line_number>
の<file_name>
にブレークポイントが追加されます。コマンドの使用方法は、Vivado Design Suite のヘルプ (-help) または 『Vivado Design Suite Tcl コマンド リファレンス ガイド』 (UG835) を参照してください。HDL ソース ファイルを開きます。
- HDL ソース ファイルの実行可能な行にブレークポイントを設定します。
- すべてのブレークポイントが設定されるまで手順 1 および 2 を繰り返します。
- 次の実行オプションを使用してシミュレーションを実行します。
- 最初から実行する場合は、 をクリックします。
- または コマンドを使用します。
シミュレーションがブレークポイントに到達するまで実行され、停止します。
HDL ソース ファイルに矢印が表示され、ブレークポイントの停止ポイントが示されます。
- 手順 4 を繰り返して、結果に満足するまでシミュレーションをブレークポイントごとに進めていきます。
シミュレーションは、HDL ソース ファイルに設定した各ブレークポイントで停止します。
デザインのデバッグ中には、Run > Step コマンドを実行して 1 行ごとにコードを検証することで、さらに詳細にデザインを検証することもできます。
HDL ソース コードから 1 つのブレークポイントまたはすべてのブレークポイントを削除できます。
1 つのブレークポイントを削除するには、Breakpoint ボタン をクリックします。
すべてのブレークポイントを削除するには、Run> Delete All Breakpoints をクリックするか、Delete All Breakpoints ボタン をクリックします。
すべてのブレークポイントを削除するには、次を入力します。
-
remove_bps -all
ブレークポイント オブジェクトの指定したリストに関するブレークポイント情報を取得するには、次を入力します。
-
report_bps