マーカーの使用 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション (UG900)

Document ID
UG900
Release Date
2022-04-21
Version
2022.1 日本語

波形内の重要イベントを恒久的にマークする必要がある場合はマーカーを使用します。マーカーを使用すると、マーカーが付けられたイベントに関連した時間を計測できます。

マーカーは、次のように追加、移動、削除できます。

  • 波形設定のメイン カーソルの位置にマーカーを追加します。
    1. 波形ウィンドウの時間または遷移をクリックして、マーカーを追加する時間の箇所にメイン カーソルを置きます。
    2. 右クリックして Markers > Add Marker をクリックします。

      カーソル位置にマーカーが配置されます。マーカーがその位置に既にある場合は、若干オフセットされます。マーカーの時間が上部に表示されます。

      新しい波形マーカーを作成するには、次の Tcl コマンドを使用します。

      add_wave_marker <time> <timeunit> -name <name of the marker> -into <wcfg file>
  • マーカーを波形ウィンドウの別の位置に移動するには、ドラッグ アンド ドロップします。マーカー ラベル (マーカー上部またはマーカー線) をクリックしてドラッグします。

    • 波形ウィンドウでマーカーをドラッグする際、[Waveform Settings] スライドアウトで [Snap to Transtion] がオンになっていると (デフォルト)、白抜きの丸または中が塗りつぶされた丸が表示されます。
    • 中が塗りつぶされている丸 は、選択した信号の波形の遷移点、または別のマーカー上であることを示します。
    • マーカーの場合は、丸は白く塗りつぶされています。
    • 白抜きの丸 は、マーカーがマウスの下またはマーカーの波形の遷移にロックされていることを示します。

      新しい位置にマーカーをドロップするには、マウスのボタンを放します。

  • 1 つのコマンドでマーカーを 1 つ、またはすべて削除できます。マーカーを右クリックして、次のいずれかの操作を実行します。
    • マーカーを 1 つ削除するには、ポップアップ メニューから Delete Marker をクリックします。
    • マーカーをすべて削除するには、ポップアップ メニューから Delete All Markers をクリックします。

    または、Delete キーを使用して選択したマーカーを削除することもできます。

コマンドの使用方法は、Vivado Design Suite のヘルプ (-help) または 『Vivado Design Suite Tcl コマンド リファレンス ガイド』 (UG835) を参照してください。