前に保存したシミュレーション run を開く - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション (UG900)

Document ID
UG900
Release Date
2022-04-21
Version
2022.1 日本語

前に保存したシミュレーションを Vivado Design Suite で開くには、スタンドアロン、インタラクティブ、プログラム手法の 3 つの方法があります。

スタンドアロン モード

次のコマンドを使用すると、Vivado の外部から WDB ファイルを開くことができます。

xsim <name>.wdb -gui
ヒント: -view <WCFG file> コマンドに xsim を追加すると、WDB ファイルと WCFG ファイルを一緒に開くことができます。

インタラクティブ

  • Vivado Design Suite プロジェクトを読み込んだら、Flow > Open Static Simulation をクリックし、実行済みシミュレーションの波形を含む WDB ファイルを選択します。
ヒント: スタティック シミュレーションVivado シミュレータのモードで、シミュレーションの実行からのデータの代わりに、WDB ファイルからのデータがウィンドウに表示されます。
  • Tcl コンソールに「open_wave_database <name>.wdb」と入力します。

プログラム手法

次の内容を含む Tcl ファイル (design.tcl など) を作成します。

current_fileset
open_wave_database <name>.wdb

このファイルを次のように実行します。

vivado -source design.tcl
重要: Vivado シミュレータでは、サポートされている OS で作成された WDB ファイルを開くことができます。Vivado Design Suite 2014.3 以降のバージョンで作成された WDB ファイルも開くことができます。Vivado Design Suite 2014.3 よりも前のバージョンで作成された WDB ファイルを Vivado シミュレータで開くことはできません。

シミュレーションを実行して HDL オブジェクトを波形ウィンドウで表示する場合、シミュレーションを実行すると、表示されている HDL オブジェクトの波形アクティビティを含む波形データベース (WDB) ファイルが作成されます。WDB ファイルには、シミュレーションされたデザインの HDL スコープとオブジェクトすべてに関する情報も含まれます。このモードでは、下位に制御するライブ シミュレーション モデルがないので、run コマンドのようなシミュレーションを制御または監視するコマンドは使用できません。

ただし、波形および HDL デザイン階層を表示することはできます。