シミュレータを起動すると、デフォルトで波形ウィンドウが開きます。このウィンドウには、波形ウィンドウ に示すように、シミュレーションの最上位モジュールからトレース可能な HDL オブジェクトを含む波形設定が表示されます。
ヒント: プロジェクトを閉じて開き直したら、波形ウィンドウを表示するにはシミュレーションを再実行する必要があります。シミュレーション中にデフォルトの波形ウィンドウを誤って閉じてしまった場合は、メイン メニューから をクリックすると波形ウィンドウが再び表示されます。
図 1. 波形ウィンドウ
波形ウィンドウに個々の HDL オブジェクトまたはオブジェクトのセットを追加するには、Objects ウィンドウでオブジェクトを右クリックし、Add to Wave Window をクリックします ([Objects] ウィンドウ)。
Tcl コマンドを使用してオブジェクトを追加するには、add_wave <HDL_objects>
を使用します。
add_wave
コマンドを使用すると、HDL オブジェクトへの絶対パスまたは相対パスを指定できます。
たとえば、現在のスコープが /bft_tb/uut
の場合、uut
の下のリセット レジスタへの絶対パスは /bft_tb/uut/reset
、相対パスは reset
になります。
ヒント:
add_wave
コマンドには、HDL スコープおよび HDL オブジェクトを指定できます。add_wave
でスコープを指定するのは、Scope ウィンドウで Add To Wave Window コマンドを使用するのと同じです。ビット幅の大きな HDL オブジェクトを波形ビューアーに追加すると、表示に時間がかかります。Add to Wave Window コマンドを実行する前に、波形設定で表示制限を設定すると、そのようなオブジェクトが表示されないようにできます。それには、set_property DISPLAY_LIMIT
<maximum bit width> [current_wave_config]
という Tcl コマンドを使用します。