ザイリンクス Vivado® 統合設計環境 (IDE) では、ザイリンクス デザイン制約 (XDC) が使用され、ユーザー制約ファイル (UCF) フォーマットはサポートされていません。
ザイリンクス デザイン制約 (XDC) とユーザー制約ファイル (UCF) の制約には、重要な違いがいくつかあります。XDC は、業界標準の Synopsys™ Design Constraints (SDC) フォーマットに基づいています。SDC は 20 年以上も使用され改善を重ねてきた、デザイン制約の記述に最もよく利用されているフォーマットです。
ビデオ: UCF 制約の XDC への移行については、Vivado Design Suite QuickTake ビデオ: UCF 制約の XDC への変換をご覧ください。
UCF には慣れているが XDC は初めての場合は、 『ISE から Vivado Design Suite への移行ガイド』 (UG911) の「UCF 制約の XDC への移行」の章にある「XDC と UCF 制約の違い」を参照してください。この章では、XDC 制約を作成する開始点として、既存の UCF ファイルを XDC に変換する方法が説明されています。
重要: デザインに適切に制約を設定するには、XDC と UCF の基本的な違いを理解する必要があります。UCF から XDC への変換ユーティリティには限界があるので、XDC を正しく理解して作成するのが確実な方法です。このユーザー ガイドでは、各 XDC 制約について説明します。