[Timing Constraints] ウィンドウの下部には、メモリに読み込まれているすべての制約が、制約が適用された順に表示されます。制約は、元の XDC ファイルまたは Tcl スクリプトごとにグループ化されます。XDC ファイルが特定の階層セルのみに適用される場合は、ファイル名の横にセル名が表示されます。
図 1. [Timing Constraints] ウィンドウの [All Constraints] リスト (例 1)
各ソース ファイルの左側の矢印をクリックするとその制約を表示または非表示にでき、またツールバーの [Expand All] または [Collapse All] ボタンをクリックするとすべてのファイルを展開または非展開にできます。
図 2. [Timing Constraints] ウィンドウの [All Constraints] リスト (例 2)
ヒント: [Collapse All] をクリックして制約を非表示にすると、メモリに読み込まれている制約ファイルと、そのファイルの適用範囲をすばやく確認できます。
report_compile_order -constraints
コマンドを使用しても、同じ情報を表示できます。[Group by source] をオフにすると制約が表で表示され、ソース制約ファイルと適用されるセルの情報が [Source File] および [Scoped Cell] 列に表示されます。
図 3. [Timing Constraints] ウィンドウの [All Constraints] リスト (例 3)
- 制約を削除するには、その制約を選択して X をクリックします。
- 読み取り専用でない制約を編集するには、制約の表を使用します。編集が完了したら、Apply をクリックして制約の変更をメモリに適用します。
- 新しい制約を追加するには、前述のダイアログ ボックスを使用するか、[Tcl Console] ウィンドウに制約を入力します。<unsaved_constraints> という名前のグループのリストの最後に新しい制約が表示されます。
図 4. [Timing Constraints] ウィンドウの [All Constraints] リスト (例 4)
制約を保存すると、新しい制約はすべて、「target」とマークされている XDC ファイルの最後に保存されます。メモリのデザインに関連付けられている制約セットにターゲット XDC ファイルがない場合、または制約セットに Tcl スクリプトしかない場合は、制約の保存先を指定するようメッセージが表示されます。
制約は定期的に保存してください。Save または をクリックします。
重要: 新規または変更された制約を Tcl スクリプトに保存することはできません。
注意:
[Timing Constraints] ウィンドウの制約がまだ適用されていない場合は、新しい制約を Tcl コンソールに入力しないでください。[Timing Constraints] ウィンドウでの制約の順序と、メモリでの制約の順序が異なるものになる可能性があります。混乱を避けるため、既存の制約を変更したら、必ずすべての制約を適用し直すようにしてください。