生成クロックは、MMCM などのクロック調整ブロックと呼ばれる特別なセルまたはユーザー ロジックにより駆動されます。
生成クロックは、マスター クロックに関連付けられています。create_generated_clock
コマンドには、マスター クロックの始点を指定します。マスター クロックには、プライマリ クロックまたはほかの生成クロックを指定できます。
生成クロックのプロパティは、マスター クロックから直接派生します。周期または波形を指定するのではなく、調整回路がマスター クロックをどのように変換するかを記述する必要があります。
マスター クロックと生成クロックの関係は、次のいずれかで定義できます。
- 単純な周波数の分周
- 単純な周波数の逓倍
- 周波数の分周と逓倍の組み合わせて整数以外の比を生成 (通常 MMCM または PLL を使用)
- 位相シフトまたは波形の反転
- デューティ サイクルの変換
- 上記すべての組み合わせ
推奨: まず、すべてのプライマリ クロックを定義してください。生成クロックを定義するには、プライマリ クロックが必要です。
注記: 生成クロックのレイテンシを算出するため、生成クロックのソース ピンとマスター クロックのソース ピンの間のシーケンシャル パスおよび組み合わせパスがトレースされます。生成クロックのレイテンシを算出するのに、組み合わせパスのみをトレースする方が望ましいこともあります。その場合は、
-combinational
オプションを使用します。