最も一般的なマクロは同じサイト タイプに属するセルで構成されているので、デフォルトではマクロの RLOC 座標に相対グリッドが使用されます。
次に、マクロの RLOC から生成された相対配置の単純な例を示します。このマクロは、2x2 パターンに並べられた 2 つの SRL > FF > FF 回路で構成されます。次の図を参照してください。
図 1. サンプル回路の回路図
適切な相対配置を作成するには、次のようにセルに RLOC を設定します。
srl[0] X0Y0
regs0[0] X0Y0
regs1[0] X1Y0
srl[1] X0Y1
regs0[1] X0Y1
regs1[1] X1Y1
次のコマンドは、m0 という名前のマクロを作成します。
create_macro m0
update_macro m0 {srl[0] X0Y0 regs0[0] X0Y0 regs1[0] X1Y0 srl[1] X0Y1 regs0[1] X0Y1 regs1[1] X1Y1}
マクロは自動的に配置させるか、セットとして手動で配置できます。次の図のように、マクロ配置が表示されます。
図 2. マクロの配置例
マクロには、LUTRAM に基づく SRL が含まれており、これは SLICEM タイプ スライスにのみ配置可能なので、ロケーションは多少制限されます。このマクロは、SLICEM 列の右に SLICEL 列がある場所にのみ配置可能です。
注意:
多くのオブジェクトが配置されているスライスが一箇所に集中していると、密集の原因となり、配線が困難となり、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。