[Bus Skew Report Summary] セクションには、デザインで定義されている set_bus_skew
制約がすべてレポートされます。各制約に関して次の情報が示されます。
- [Id]
- レポート内で後で使用される制約 ID。この ID で検索すると、制約をレポート内で探しやすくなります。
- [From]
-
set_bus_skew -from
オプションで指定されたパターン。 - [To]
-
set_bus_skew -to
オプションで指定されたパターン。 - [Corner]
- ワースト バス スキューの計算に使用されたコーナー (Slow または Fast)。
- [Requirement]
- バス スキューのターゲット値。
- [Actual]
- この制約が適用されるすべてのパスで計算されたワースト バス スキュー。
- [Slack]
- ワースト バス スキューと制約要件との差。
次の例では、デザインに要件が 1 ns のバス スキュー制約が 1 つだけ設定されています。この制約が適用されているすべてのパスのワースト スキューは 1.107 ns です。
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注記: バス スキュー違反 (WBSS) は、非同期バスの異なるビット間に見積もりを超えるスキューがあることを示します。見積もりを超えるスキューがあると、バス上の誤ったデータがデスティネーション クロック ドメインに取り込まれる可能性があります。その場合、バスの異なるビットが、異なるクロック サイクルでソース クロック ドメイン送信されたステートを示していることがあります。配線後に 1 つ以上の WBSS 違反が残っている場合は、別の配線または配置指示子を試してみてください。ハードウェアを安定させるには、デザインにバス スキュー違反が残っていないことを確認することをお勧めします。