[Design Runs] ウィンドウの使用 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: デザイン解析およびクロージャ テクニック (UG906)

Document ID
UG906
Release Date
2022-05-04
Version
2022.1 日本語

Design Runs ウィンドウは、解析の開始点として便利です。run の状態を表示します。詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Vivado IDE の使用』 (UG893)このセクションを参照してください。

run が終了すると、Design Runs ウィンドウに run が問題なく完了したか、エラーが発生したかが示されます。

ヒント: run が最新でない場合は、ポップアップ メニューから Force Up-to-Date をクリックして、ステータスを強制的に最新の状態にできます。
図 1. Design Runs ウィンドウ

Design Runs ウィンドウの列には、次の情報が表示されます。

  • run の名前
  • ターゲット デバイス
  • run に関連付けられている制約セット
  • run のストラテジ
  • run で最後に完了した段階のステータス
  • run の進捗状況
  • run の開始時間
  • 実行中の run に対しては経過時間、完了している run に対しては最終的な実行時間
  • run のタイミング値 WNS、TNS、WHS、THS、WBSS、TPWS (タイミング サマリ レポート を参照)。これらの値から、run がタイミングを満たしているかどうかをすばやく判断できます。タイミングが満たされていない場合は、タイミング サマリ レポートを使用して解析する必要があります。
    注記: WBSS とは、report_bus_skew でレポートされるワースト バス スキュー スラックのことです。
  • 配線できなかったネットの数
  • LUT、FF、ブロック RAM、DSP、UltraRAM (該当する場合) の使用率
  • 消費電力の見積もり合計
  • run ストラテジの簡単な説明
  • 設計手法チェック違反
  • 使用可能な QoR 推奨項目
  • デザイン run のインクリメンタル モード

run を選択すると、右クリック メニューから、さらなる解析のために run を開いたり、インクリメンタル コンパイルや QoR 推奨項目などの run 機能を設定したりできます。