Design Runs ウィンドウは、解析の開始点として便利です。run の状態を表示します。詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Vivado IDE の使用』 (UG893) のこのセクションを参照してください。
run が終了すると、Design Runs ウィンドウに run が問題なく完了したか、エラーが発生したかが示されます。
ヒント: run が最新でない場合は、ポップアップ メニューから Force Up-to-Date をクリックして、ステータスを強制的に最新の状態にできます。
図 1.
Design Runs ウィンドウ
Design Runs ウィンドウの列には、次の情報が表示されます。
- run の名前
- ターゲット デバイス
- run に関連付けられている制約セット
- run のストラテジ
- run で最後に完了した段階のステータス
- run の進捗状況
- run の開始時間
- 実行中の run に対しては経過時間、完了している run に対しては最終的な実行時間
- run のタイミング値 WNS、TNS、WHS、THS、WBSS、TPWS (タイミング サマリ レポート を参照)。これらの値から、run がタイミングを満たしているかどうかをすばやく判断できます。タイミングが満たされていない場合は、タイミング サマリ レポートを使用して解析する必要があります。注記: WBSS とは、
report_bus_skew
でレポートされるワースト バス スキュー スラックのことです。 - 配線できなかったネットの数
- LUT、FF、ブロック RAM、DSP、UltraRAM (該当する場合) の使用率
- 消費電力の見積もり合計
- run ストラテジの簡単な説明
- 設計手法チェック違反
- 使用可能な QoR 推奨項目
- デザイン run のインクリメンタル モード
run を選択すると、右クリック メニューから、さらなる解析のために run を開いたり、インクリメンタル コンパイルや QoR 推奨項目などの run 機能を設定したりできます。