特定のパスまたはパスのグループのレポートを生成するため、いくつかのフィルター オプションがあります。これらのフィルターは、タイミング パスの構造に基づきます。
- [Startpoints] ([From]): シーケンシャル セル クロック ピン、シーケンシャル セル、入力ポート、双方向ポート、ソース クロックなどの始点をリストします。
複数の始点をリストした場合、それらのネットリスト オブジェクトのいずれかから開始するすべてのパスがレポートされます。
[Transition] では、特定のソース クロック エッジ (立ち上がり/立ち下がり) を選択します。
同等 Tcl オプション:
-from
、-rise_from
、-fall_from
- [Through Points] ([Through]): パスが通過するピン、ポート、組み合わせセル、またはネットのリストを指定します。
複数のネットリスト オブジェクトをリストすると、そのいずれかを通過するパスがレポートされます。
[+] ボタンをクリックして複数の [Through] オプションを指定すると、それらすべての通過点を指定した順に通過するパスをレポートできます。
[Transition] では、特定のデータ エッジ (立ち上がり/立ち下がり) を選択します。
推奨: [Transition] はデフォルトのままにします。同等 Tcl オプション:
-through
、-rise_through
、-fall_through
- [Endpoints] ([To]): シーケンシャル セルの入力データ ピン、シーケンシャル セル、出力ポート、双方向ポート、デスティネーション クロックなどの終点をリストします。
複数の終点をリストした場合、それらのネットリスト オブジェクトのいずれかで終了するすべてのパスがレポートされます。
[Transition] では、通常特定のデータ エッジ (立ち上がり/立ち下がり) を選択しますが、デスティネーション クロックを指定した場合は、特定のクロック エッジを選択します。
同等 Tcl オプション:
-to
、-rise_to
、-fall_to
前の図に示す [Report Timing] ダイアログ ボックスの [Targets] タブでは、usbClk_3
の立ち上がりクロック エッジから、 cpuEngine/or1200_cpu/sprs_dataout[*]
ネットのいずれかを通過し、cpuClk_5
または sysClk
のいずれかのエッジで終了するパスを指定しています。