レポートの後半には、パスが伝搬されるセル、ピン、ポート、およびネットの詳細が表示されます。3 つのセクションに分かれています。
- [Source Clock Path]
ソース クロックがソース ポイントからデータパスの始点まで伝搬されるパスを示します。このセクションは、入力ポートから開始するパスには含まれません。
- [Data Path]
データが始点から終点まで伝搬されるパスを示します。
- [Destination Clock Path]
デスティネーションクロックがソース ポイントからデータパスの終点のクロック ピンまで伝搬されるパスを示します。
[Source Clock Path] および [Data Path] セクションには、これらでは、常に同じタイプの遅延がレポートされます。
- セットアップ/リカバリ解析では最大遅延
- ホールド/リムーバル解析では最小遅延
データの送信エッジ時間から開始し、ソース クロックおよびデータパスを介して累積される遅延も同じです。最終的な累積遅延値は、データ到着時間と呼ばれます。
デスティネーション クロック パスは、常にソース クロックおよびデータパスと逆の遅延でレポートされます。初期の累積遅延値は、データ受信エッジがデスティネーション クロックのソース ポイントから出発した時間です。最終的な累積遅延値は、データ所要時間と呼ばれます。
レポートの最後の行は、スラックの算出方法を示します。
- 最大遅延解析 (セットアップ/リカバリ)
slack = data required time - data arrival time
- 最小遅延解析 (ホールド/リムーバル)
slack = data arrival time - data required time