インプリメンテーションの問題は、明示的および暗示的な物理制約を考慮していないことが一般的な原因です。たとえば、ピン配置はロジック配置で明示的な物理制約になります。ほとんどのデバイスではスライス ロジックは均一ですが、次の専用リソースは、特定の位置でのみ使用でロジック配置に影響するので、暗示的な物理制約となります。
- I/O
- ギガビット トランシーバー
- DSP スライス
- ブロック RAM
- クロック管理ブロック (MMCM など)
- クロック バッファー (BUFG など)
これらの専用リソースを多用するブロックは、デザインの残りの部分とのインターフェイスを設計する際はその配置および配線を物理的に制約して、デバイス全体に分散する必要がある場合があります。また、Pblock は指定したロジックに使用可能な配置エリアを定義するために使用する明示的な物理制約です。次の方法を組み合わせて、デバイスのブロック リソース使用率を解析してください。
- リソース使用量レポート
- ネットリスト プロパティ
- Pblock プロパティ