表には、次の列があります。
- ID
- 表示されているソース/デスティネーション クロック ペアの識別番号を示します。
- Source Clock
- パスが開始するクロック ドメインを示します。
- Destination Clock
- パスが終了するクロック ドメインを示します。
- Edges (WNS)
- 最大遅延解析 (セットアップ/リカバリ) のワースト ネガティブ スラックの算出に使用されたクロック エッジを示します。
- WNS (Worst Negative Slack)
- クロック ドメイン間のさまざまなパスのワースト ケースのスラックを示します。負のスラック値は、パスでセットアップまたはリカバリ タイム違反が発生していることを示します。
- Total Negative Slack
- クロック ドメイン間のパスに属するすべての終点におけるワースト スラック違反の合計を示します。
- Failing Endpoints
- クロック ドメイン間のパスのタイミングが満たされていない終点の数を示します。違反の合計は、TNS に対応します。
- Total Endpoints (TNS)
- クロック ドメイン間のパスの終点の総数を示します。
- Path Req (WNS)
- [WNS] 列にレポートされているパスのタイミング パス要件を示します。2 つのクロックの少なくともいずれかで立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの両方がアクティブである場合はクロック ペア間に複数のパス要件がある可能性があり、また 2 つのクロック間のパスにタイミング例外が適用されている場合もあります。この列にレポートされる値が、最も厳しい要件であるとは限りません。
詳細は、パス要件 を参照してください。
- Clock Pair Classification
- クロック ペアの共通ノードおよび共通周期に関する情報を示します。優先順位の高いものから低いもので並べると、Ignored、Virtual Clock、No Common Clock、No Common Period、Partial Common Node、No Common Node、 No Common Phase、および Clean です。詳細は、[Clock Pair Classification] を参照してください。
- Inter-Clock Constraints
- ソース クロックとデスティネーション クロック間のすべてのパスの制約サマリを示します。可能な値は、マトリックス セルの色分けにリストされています。次は、これらの制約の定義例です。
set_clock_groups -async -group wbClk -group usbClk set_false_path -from [get_clocks wbClk] -to [get_clocks cpuClk]
最小遅延解析も選択されている場合 (ホールド/リムーバル)、次の列も表示されます。
- Edges (WHS)
- ワースト ホールド スラックの算出に使用されたクロック エッジを示します。
- WHS (Worst Hold Slack)
- クロック ドメイン間のさまざまなパスのワースト ケースのスラックを示します。負のスラック値は、パスでホールドまたはリムーバル タイム違反が発生していることを示します。
- THS (Total negative Hold Slack):
- 最小遅延解析 (ホールド/リムーバル) 用に、クロック ドメイン間のパスに属するすべての終点におけるワースト スラック違反の合計を示します。
- Failing Endpoints (THS)
- クロック ドメイン間のパスのタイミングが満たされていない終点の数を示します。違反の合計は、THS に対応します。
- Total Endpoints (THS)
- 最小遅延解析 (ホールド/リムーバル) 用に、クロック ドメイン間のパスの終点の総数を示します。
- Path Req (WHS)
- [WHS] 列にレポートされているパスのタイミング パス要件を示します。WNS と同様、2 つのクロック間の最小遅延解析用に複数のパス要件がある場合があり、この列にレポートされる値が最も厳しい要件であるとは限りません。
詳細は、タイミング解析 を参照してください。
表で 1 つまたは複数のクロック ペアを選択できます。選択したソース/デスティネーション クロック ペアを右クリックすると、[Report Timing] を実行できます。