設計手法の重要性を考慮し、
Vivado®
ツールでは設計手法 DRC に従っているかどうかをチェックする report_methodology
コマンドが提供されています。デザイン プロセスの段階によって、異なる DRC があります。RTL リント スタイル チェックはエラボレート済み RTL デザインに対して実行され、ネットリスト ベースのロジックおよび制約チェックは合成済みデザインに対して実行され、インプリメンテーションおよびタイミング チェックはインプリメント済みデザインに対して実行されます。
これらのチェックを Tcl プロンプトで実行するには、検証するデザインを開き、次の Tcl コマンドを入力します。
report_methodology
IDE からこれらのチェックを実行するには、検証するデザインを開いて Flow Navigator から [Report Methodology] コマンドを実行するか、
をクリックします。次の図に示すダイアログ ボックスが開きます。図 1. [Report Methodology] ダイアログ ボックス
違反が検出された場合は、次の図に示す Methodology ウィンドウに表示されます。
図 2. 設計手法違反
設計手法 DRC の実行に関する詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: システム レベル デザイン入力』 (UG895) のこのセクションを参照してください。
注記: 設計手法違反はすべて解決しておくことをお勧めします。特にクリティカル警告は、タイミング クロージャとサインオフ品質の両方に影響するので、注意が必要です。