消費電力見積もりの前に、次を実行します。
- アクティビティは、ネットリストのすべてのクロックに対して定義されるようにします。
- 可能であれば、Tcl コマンドを使用するか、またはシミュレーション出力ファイルを読み込みんで、デザインに含まれるプライマリ入力ポートのアクティビティを指定します。これらのポートのアクティビティ レートが内部ロジックのアクティビティ レートを決定するので、ツールのデフォルト設定がアプリケーションと一致していないと、内部ロジックのアクティビティが不正確になる可能性があります。
- HDL コードで定義されているグローバル セット、リセット、クロック イネーブル信号など、ファンアウトが大きいネットのアクティビティがわかっている場合は指定します。
シミュレーション結果ファイルを読み込む際には、アクティビティがワースト ケース デザインの論理アクティビティを記述したもの (シミュレーション結果が最大デザイン コード カバレッジが達成された時点のもの) であることを確認してください。ベーシックおよびコーナー ケース テストのシミュレーション結果を使用すると、消費電力を正確に見積もることができない可能性があります。