7 シリーズ デバイス用の暗号化および認証されたファイルの生成 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語
注記: 詳細は、 Using Encryption to Secure a 7 Series FPGA Bitstream (XAPP1239) を参照してください。

暗号化ビットストリームを生成するには、Vivado IDE でインプリメント済みデザインを開きます。メイン メニューから Flow > Bitstream Settings をクリックして [Settings] ダイアログ ボックスを開きます。ダイアログ ボックスの上部の Configure Additional Bitstream Settings リンクをクリックします。

図 1. 7 シリーズの設定

[Edit Device Properties] ダイアログ ボックスが開きます。左側のペインで Encryption をクリックします。

図 2. 7 シリーズ デバイスの暗号化設定

[Edit Device Properties] ダイアログ ボックスで、暗号化設定およびキー設定を指定します。

  • [Encryption Settings]
    • Enable Bitstream EncryptionYES に設定します。
    • Select location of encryption keyBBRAM または EFUSE のいずれかに設定します。
      • キー ロケーションは暗号化されたビットストリームに埋め込まれます。
      • 暗号化されたビットストリームをデバイスにダウンロードすると、FPGA で BBR または eFUSE キー レジスタに読み込まれたキーが使用され、暗号化されたビットストリームが復号化されます。
  • [Key Settings]
    • [HMAC Authentication key] および [Starting cipher block chaining (CBC) value] を指定します。
      • これらの値を指定しない場合、Vivado でランダムな値が生成されます。
      • これらの値は、暗号化されたビットストリームに埋め込まれるので、FPGA にプログラムする必要はありません。
      注記: これらの値は、入力暗号化ファイルが指定されている場合を除き、現在のプロジェクトの制約ファイルに保存されます。この値が制約ファイルに保存されないようにするには、入力暗号化ファイルを指定してください。
    • AES encryption key でビットストリームを暗号化する際に使用する AES 暗号キーを指定します。64 個までの 16 進数文字を使用して、256 ビット キーを指定できます。
      • キーは、拡張子が .nky のファイルに書き込まれます。キーを BBR に読み込む際、またはキーを eFUSE キー レジスタにプログラムする際に、このファイルを使用します。
      注記: これらの値は、入力暗号化ファイルが指定されている場合を除き、現在のプロジェクトの制約ファイルに保存されます。この値が制約ファイルに保存されないようにするには、入力暗号化ファイルを指定してください。
    • [Input encryption file] で入力暗号化ファイルを指定します。
      • 既存の .nky ファイルを指定して、暗号キー設定を取得します。このフィールドはオプションで、AES、HMAC、および CBC を手動で指定する場合は入力する必要はありません。

    暗号化設定を指定したら、OK をクリックしてプロジェクトに設定を適用してビットストリームを再生成します。write_bitstream コマンドの処理が正常に完了すると、プログラム ファイルと暗号化ファイル (.nky) が生成されます。