AXI4 デバッグ ハブの接続 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語
Vivado® デバッグ コアを使用するには、デザインに AXI4 デバッグ ハブを含める必要があります。AXI4 デバッグ ハブは、CIPS の AXI4 インターフェイスを AXI4-Stream インターフェイスに接続します。インターフェイスは Vivado® デバッグ コアに接続し、次のタイプのコアが含まれます。
  • AXI4-Stream Integrated Logic Analyzer (AXIS-ILA)
  • AXI4-Stream Virtual Input/Output (AXIS-VIO)
  • PCI Express® Link Debugger
表 1. AXI4 デバッグ ハブの自動挿入
AXI4 デバッグ ハブの接続 デザイン フロー
AXI4 デバッグ ハブの合成後ネットリストの自動挿入と接続。 この方法は、最も柔軟性が高いので、ほとんどのユース ケースで推奨されます。
  1. Vivado デバッグ フローでは、opt_design の実行中に、AXI4 デバッグ ハブ接続を必要とするデバッグ コアがデザインに含まれているかどうかが検出されます。Vivado デバッグ フローでは、デザインに Control, Interface, and Processing (CIPS) IP のインスタンスが含まれているかどうかも検出されます。
  2. Vivado デバッグ フローでは、合成されたネットリストに AXI4 デバッグ ハブのインスタンスが挿入され、デザインで使用されているデバッグ コアに自動的に接続されます。
注記: この方法は、Dynamic Function eXchange (DFX) を使用するデザインには使用できません。
AXI4 デバッグ ハブを手動でインスタンシエートし、合成後のネットリストのデバッグ コアを自動接続。 この方法は、AXI4 デバッグ ハブによって使用されるアドレスを手動で割り当てる必要がある場合や、Dynamic Function eXchange (DFX) を使用する場合に使用します。この場合、デザインに AXI4 デバッグ ハブを手動でインスタンシエートし、CIPS (Control, Interface, and Processing) IP から AXI4 マスターに接続する必要があります。
  1. Vivado デバッグ フローでは、opt_design の実行中に、AXI4 デバッグ ハブ接続を必要とするデバッグ コアがデザインに含まれているかどうかが検出されます。Vivado デバッグ フローでは、デザインに Control, Interface, and Processing (CIPS) IP のインスタンスが含まれているかどうかも検出されます。
  2. Vivado デバッグ フローで、手動で追加された AXI4 デバッグ ハブが検出されます。AXI4 デバッグ ハブのこのインスタンスは、デザインで使用される各デバッグ コアに接続するのに適切な数の AXI4-Stream インターフェイスで構成された AXI4 デバッグ ハブに置き換えられます。
    注記: 上記の手順で Vivado デバッグ フローにより置き換えられた AXI4 デバッグ ハブは、ユーザーが指定したアドレスとプロパティを保持します。
AXI4 デバッグ ハブを手動でインスタンシエートし、デバッグ コアを手動接続。 AXI4 デバッグ ハブ、CIPS、およびデザイン内のすべてのデバッグ コア間のすべての接続を手動で定義する必要がある場合に、この方法を使用します。この方法は、Dynamic Function eXchange (DFX) を使用するデザインにも使用できます。
  1. デザインを構築するときに、1 つまたは複数の AXI4 デザイン ハブのインスタンスをデザインに追加し、CIPS IP 上の適切な AXI4 マスターに接続します。
  2. AXI4 デザイン ハブは、デザイン内のデバッグ コアと同数の AXI4-Stream インターフェイスを含むようにカスタマイズする必要があります。
  3. デザイン内の各デバッグ コアで、手動接続用の AXI4-Stream ポートを有効にするオプションをオンにする必要があります。
  4. 各デバッグ コアの AXI4-Stream のマスターとスレーブを、対応する AXI4 デバッグ ハブのスレーブとマスターに接続してください。