Debug Bridge IP は、フラット デザインおよび Dynamic Function eXchange デザインの両方で使用できます。Dynamic Function eXchange デザインのスタティック領域またはリコンフィギャラブル パーティション (RP) 領域で使用される Debug Bridge 設定の詳細は、次のとおりです。デザイン要件によっては、1 つのパーティションに複数の Debug Bridge インスタンスを使用できます。
- BSCAN Primitive
- BSCAN プリミティブを含む Debug Bridge がスタティック領域で必要な場合に使用します。この Debug Bridge の BSCAN マスター インターフェイスは、スタティックまたは RP 領域にある別の Debug Bridge インスタンスに接続でき、これらの領域をデバッグするための通信路を 1 つまたは複数提供します。
- From BSCAN to Debug Hub
- Debug Bridge で Vivado ハードウェア マネージャーとの通信に BSCAN スレーブ インターフェイスが使用されます。関連スタティックまたは PR 領域内のデザイン コアとの通信には、Debug Hub インターフェイスが使用されます。また、オプションで、この Debug Bridge の出力にさらに BSCAN マスターを追加できます。これで、
MicroBlaze™
デバッグ モジュール (MDM) やほかの Debug Bridge インスタンスなどのデバッグ コアをデバッグできるようになります。 注記: パーティションにインスタンシエートされている Debug Bridge が 1 つしかない場合、RP のデバッグ コアはこの Debug Bridge へ自動的に接続されます。
- From AXI to BSCAN
- Debug Bridge は XVC コマンドを AXI4-Lite スレーブ インターフェイスを介して受信します。Debug Bridge は、ソフト BSCAN (バウンダリスキャン) マスター インターフェイスを介して、デザインのほかのデバッグ コア/Debug Bridge インスタンスと通信できます。ソフト BSCAN インターフェイスを使用すると、内部ユーザー定義されているスキャン チェーン/Debug Bridge インスタンスへ JTAG インターフェイスを拡張できます。
- From JTAG to BSCAN
- このモードでは、Debug Bridge はユーザー ロジックで駆動される JTAG スレーブ インターフェイスを介して XVC コマンドを受信することになっています。Debug Bridge は、ソフト BSCAN (バウンダリスキャン) マスター インターフェイスを介して、デザインのほかのデバッグ コア/Debug Bridge インスタンスと通信できます。ソフト BSCAN インターフェイスを使用すると、内部ユーザー定義されているスキャン チェーン/Debug Bridge インスタンスへ JTAG インターフェイスを拡張できます。
- From PCIe to BSCAN
- Debug Bridge は XVC コマンドを PCIe 拡張コンフィギュレーション スレーブ インターフェイスを介して受信します。この Debug Bridge は、ソフト BSCAN (バウンダリスキャン) インターフェイスを介して、デザインのほかのデバッグ コア/Debug Bridge インスタンスと通信できます。ソフト BSCAN マスター インターフェイスを使用すると、内部ユーザー定義されているスキャン チェーン/Debug Bridge インスタンスへ JTAG インターフェイスを拡張できます。 注記: このモードは UltraScale+ および UltraScale デバイス アーキテクチャにのみ使用できます。
- From PCIe to JTAG
- Debug Bridge は XVC コマンドを PCIe 拡張コンフィギュレーション インターフェイスを介して受信します。この Debug Bridge により、I/O ピンを介して FPGA から JTAG ピンが接続されます。このモードは主に XVC を介して別のボードのデザインをデバッグするために使用されます。 注記: このモードは UltraScale+ および UltraScale デバイス アーキテクチャにのみ使用できます。
- From AXI to JTAG
- このモードでは、Debug Bridge は、AXI4-Lite を介して XVC コマンドを受信し、ターゲット デバイスへ JTAG ピンを介して送信します。