[Links] ウィンドウでのリンク設定の表示と変更 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

リンクを作成すると、Links ウィンドウに追加されます。[Links] ウィンドウでは、リンクの設定を変更したり、ステータスを確認したりできます。

図 1. [Links] ウィンドウ

Links ウィンドウの各行は、各リンクを示します。一般的なステータスおよび有益なステータスはデフォルトでイネーブルになっており、リンクの状態をすばやく確認できます。次の表に、[Links] ウィンドウで表示可能な設定を示します。

表 1. [Links] ウィンドウに表示可能な設定
[Links] ウィンドウの列名 説明
Name リンク名
TX トランスミッターの GT ロケーション
RX レシーバーの GT ロケーション
Status リンクされている場合 (予測どおりの入力 RX データ) は計測されたライン レート、リンクされていない場合は「No Link」と表示されます。
Bits 受信されたビット数。
Errors レシーバーでのビット エラー数。
BER ビット エラー率 = (1 + エラー数)/(ビット数)。
BERT Reset 受信ビット カウンターおよびエラー カウンターをリセットします。
RX Pattern レシーバーで受信されるパターンを選択します。
TX Pattern トランスミッターで送信されるパターンを選択します。
TX Pre-Curser トランスミッターのプリカーソル エンファシスを選択します。
TX Post-Cursor トランスミッターのポストカーソル エンファシスを選択します。
TX Diff Swing トランスミッターの差動振幅値を選択します。
DFE Enabled レシーバーで判定帰還型イコライザー (DFE) をイネーブルにするかどうかを選択します。使用できないアーキテクチャもあります。
Inject Error 送信パスに 1 つのビット エラーを挿入します。
TX Reset トランスミッターをリセットします。
RX Reset レシーバーおよび BERT カウンターをリセットします (「BERT Reset」を参照)。
Loopback Mode

レシーバー GT のループバック モードを選択します。

警告: この値を変更すると、システム トポロジによってはリンク ステータスに影響することがあります。

Termination Voltage レシーバーの終端電圧を選択します。
RX Common Mode レシーバーの RX 同相設定を選択します。
TXUSERCLK Freq 計測された TXUSERCLK 周波数を MHz で示します。
TXUSERCLK2 Freq 計測された TXUSERCLK2 周波数を MHz で表示します。
RXUSERCLK Freq 計測された RXUSERCLK 周波数を MHz で表示します。
RXUSERCLK2 Freq 計測された RXUSERCLK2 周波数を MHz で示します。
TX Polarity Invert 送信データの極性を反転します。
RX Polarity Invert 受信データの極性を反転します。

リンク グループに含まれるすべてのリンクのプロパティを変更するには、リンク グループ行で設定を変更します。たとえば、Link Group 0 行の [TX Pattern] を [PRBS 7-bit] に変更すると、このリンク グループに含まれるすべてのリンクの [TX Pattern] が [PRBS 7-bit] に変更されます。グループ内のすべてのリンクの設定が同じでない場合、リンク グループ行のプロパティ列に「Multiple」と表示されます。

In-System IBERT IP がデザインで使用される場合、リンク設定の一部のオプションしか使用されません。次の表は、使用されるリンク設定を示しています。

表 2. In-System IBERT の [Link] ウィンドウ設定
[Links] ウィンドウの列名 説明
TX トランスミッターの GT ロケーション
RX レシーバーの GT ロケーション
TX Pre-Curser トランスミッターのプリカーソル エンファシスを選択します。
TX Post-Cursor トランスミッターのポストカーソル エンファシスを選択します。
TX Diff Swing トランスミッターの差動振幅値を選択します。
DFE Enabled レシーバーで判定帰還型イコライザー (DFE) をイネーブルにするかどうかを選択します。使用できないアーキテクチャもあります。