コンフィギュレーション メモリ ファイルの作成 (FPGA デバイス) - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

write_cfgmem Tcl コマンドを使用して .mcs または .bin プログラム ファイルを作成します。このファイルは、コンフィギュレーション メモリ デバイスのプログラムに使用します。

たとえば、1 つの 1 ギガビット BPI コンフィギュレーション メモリ デバイスの .mcs ファイルを生成するには、次のコマンドを使用します。

write_cfgmem -format mcs -interface bpix16 -size 128     \
           -loadbit "up 0x0 design.bit"-file design.mcs
注記: フラッシュ デバイスの容量の単位はメガビットですが、write_cfgmem コマンドの -size オプションはメガバイトで指定します。そのため上記の write_cfgmem コマンドの例では、1 ギガビットのフラッシュ デバイスのサイズが 128 MB と指定されています。write_cfgmem コマンドでは、コンフィギュレーション メモリ ファイルのサイズが自動的にビットストリームのサイズに設定されます。

Vivado IDE では、write_cfgmem コマンドを使用して複数の .bit ファイルをチェーン接続できます。複数のビットストリームを含む 1 つの 1 ギガビット BPI コンフィギュレーション メモリ デバイスの .mcs ファイルを生成するには、次のコマンドを使用します。

write_cfgmem -format mcs -interface bpix16 -size 128           \
        -loadbit "up 0 design1.bit up 0xFFFFF design2.bit"     \
        -file design1_design2.mcs

write_cfgmem コマンドの詳細は、 『Vivado Design Suite Tcl コマンド リファレンス ガイド』 (UG835) を参照してください。

ヒント: Vivado Lab Edition でコンフィギュレーション メモリ ファイルを作成できます。

コンフィギュレーション メモリ ファイルは、Vivado IDE でも作成できます。Tools > Generate Memory Configuration File をクリックします。次のような [Write Memory Configuration File] ダイアログ ボックスが表示されます。

図 1. [Write Memory Configuration File] ダイアログ ボックス

適切なフォーマットおよびオプションを選択し、OK をクリックしてコンフィギュレーション メモリ ファイルを生成します。