write_cfgmem Tcl コマンドを使用して .mcs または .bin プログラム ファイルを作成します。このファイルは、コンフィギュレーション メモリ デバイスのプログラムに使用します。
たとえば、1 つの 1 ギガビット BPI コンフィギュレーション メモリ デバイスの .mcs ファイルを生成するには、次のコマンドを使用します。
write_cfgmem -format mcs -interface bpix16 -size 128 \
-loadbit "up 0x0 design.bit"-file design.mcs
注記: フラッシュ デバイスの容量の単位はメガビットですが、write_cfgmem コマンドの -size オプションはメガバイトで指定します。そのため上記の
write_cfgmem
コマンドの例では、1 ギガビットのフラッシュ デバイスのサイズが 128 MB と指定されています。write_cfgmem
コマンドでは、コンフィギュレーション メモリ ファイルのサイズが自動的にビットストリームのサイズに設定されます。
Vivado IDE では、write_cfgmem
コマンドを使用して複数の .bit ファイルをチェーン接続できます。複数のビットストリームを含む 1 つの 1 ギガビット BPI コンフィギュレーション メモリ デバイスの .mcs ファイルを生成するには、次のコマンドを使用します。
write_cfgmem -format mcs -interface bpix16 -size 128 \
-loadbit "up 0 design1.bit up 0xFFFFF design2.bit" \
-file design1_design2.mcs
write_cfgmem コマンドの詳細は、 『Vivado Design Suite Tcl コマンド リファレンス ガイド』 (UG835) を参照してください。
ヒント:
Vivado Lab Edition でコンフィギュレーション メモリ ファイルを作成できます。
コンフィギュレーション メモリ ファイルは、Vivado IDE でも作成できます。 をクリックします。次のような [Write Memory Configuration File] ダイアログ ボックスが表示されます。
図 1. [Write Memory Configuration File] ダイアログ ボックス
適切なフォーマットおよびオプションを選択し、OK をクリックしてコンフィギュレーション メモリ ファイルを生成します。