デバッグ コア (ILA) を変更した場合のインクリメンタル コンパイル - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

インクリメンタル コンパイルは、完成に近づいており、小さな変更が必要なデザインに適したアドバンス フローです。少しの変更を加えて再合成する場合にこのフローを使用すると、次のような利点があります。

  • 配置配線の実行時間が短縮されます。
  • 基準デザインからの配置配線が再利用され、QoR (結果の品質) の予測性が保持されます。このフローは、変更されたデザインと基準デザインが 95% 以上類似している場合に最も効果的です。

インクリメンタル デバッグ変更は、インクリメンタル コンパイル デザイン フローを使用してデザインを再インプリメントすることにより、配置配線済みデザインに適用します。このフローは、次のいずれか状況で推奨されます。

  • 既存のインプリメント済みデザインにデバッグ コアが存在しない。
  • 既存のデバッグ コアのプローブ幅、データ深さなどを変更する必要がある。
  • デザインからデバッグ コアを削除する必要がある。