プログラム ファイルをハードウェア デバイスに関連付けたら、[Hardware] ウィンドウでデバイスを右クリックし、[Program Device] をクリックして、ハードウェア デバイスをプログラムします。program_hw_device
Tcl コマンドでも同じ操作を実行できます。たとえば、JTAG チェーンの最初のデバイスをプログラムするには、次の Tcl コマンドを使用します。
program_hw_devices [lindex [get_hw_devices] 0]
進捗状況インジケーターでプログラムが 100% 完了したことが示されたら、プログラムが正常に完了したかを Hardware Device Properties ウィンドウの DONE のステータスで確認できます。
DONE のステータスは、get_property
Tcl コマンドでも確認できます。たとえば、JTAG チェーンの最初のデバイスである
Kintex®-7 デバイスの DONE ステータスを確認するには、次の Tcl コマンドを使用します。
get_property REGISTER.IR.BIT5_DONE [lindex [get_hw_devices] 0]
Versal では、DONE ステータス レジスタが異なるので、コマンドが少し異なります。インデックス 1 は、get_hw_devices
で返される最初のデバイスとして読み出される必要があります。シングル デバイスのユース ケースの場合は arm_dap
になります。
get_property REGISTER.JTAG_STATUS.BIT[34]_DONE [lindex [get_hw_devices] 1]
フラッシュ デバイスを使用したり、外部デバイス プログラム ツールを使用するなど、別の方法でハードウェア デバイスをプログラムした場合は、ハードウェア デバイスを右クリックして [Refresh Device] をクリックするか、refresh_hw_device
Tcl コマンドを実行すると、ハードウェア デバイスのステータスを更新できます。これにより、DONE ステータスだけでなく、デバイスのさまざまなプロパティが更新されます。
ユーザー スキャン チェーン設定を確認するには、Versal 以外のアーキテクチャの場合は、インプリメント済みデザインを開いて次のコマンドを使用します。
get_property C_USER_SCAN_CHAIN [get_debug_cores dbg_hub]
Vivado ハードウェア マネージャーで使用されるユーザー スキャン チェーンは変更できます。BSCAN_SWITCH_USER_MASK
はビット マスク値です。次の図を参照してください。
または、hw_server
スタートアップにオプションとしてユーザー スキャン チェーンの値を指定することもできます。
hw_server -e "set bscan-switch-user-mask <user-bit-mask>"
hw_server
を -e
"set xsdb-user-bscan <C_USER_SCAN_CHAIN
scan_chain_number>"
を使用して手動で起動し、ユーザー スキャン チェーン 2 または 4 のデバッグ ハブを検出することをお勧めします。