ラボ マシンで動作中の hw_server サーバーへの接続 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

ラボ マシンへのネットワーク接続がある場合、リモート ラボ マシン上で動作中のハードウェア サーバーに接続してターゲット ボードに接続できます。セキュリティ上の理由により、Vivado IDE 内で起動された hw_server は、ループバック アダプター (localhost127.0.0.1 など) のみをリッスンします。リモート アクセスの場合は、hw_server を手動で起動します。

Vivado ロジック解析機能を使用してラボ マシンで動作中の Vivado ハードウェア サーバー (Windows プラットフォームでは hw_server.bat、Linux プラットフォームでは hw_server) に接続するには、次の手順に従います。

  1. ラボ マシンに最新版の Vivado Design Suite または Vivado ハードウェア サーバー (スタンドアロン) をインストールします。
    重要: リモート ハードウェア サーバー機能のみを使用する場合は、ラボ マシンに Vivado Design Suite のフル バージョンまたは Vivado Lab Edition をインストールする必要はありません。ただし、ラボ マシンで Vivado ロジック解析や Vivado シリアル I/O 解析などの Vivado ハードウェア マネージャーの機能を使用する場合は、ラボ マシンに Vivado Lab Edition をインストールする必要があります。ハードウェア サーバー、ハードウェア マネージャー機能、または Vivado Lab Edition を実行するのにソフトウェア ライセンスは必要ありません。
  2. リモート ラボ マシンで hw_server アプリケーションを起動します。ラボ マシンが 64 ビット Windows マシンで、Vivado ハードウェア サーバー (スタンドアロン) がデフォルトの場所にインストールされている場合、ファイル パスは次のとおりです。
    C:\Xilinx\VivadoHWSRV\vivado_release.version\bin\hw_server.bat
  3. ラボ マシン以外のマシンで Vivado IDE を GUI モードで起動します。
  4. 「ハードウェア ターゲットに接続してデバイスをプログラム」の手順に従って、ラボ マシンに接続されているターゲット ボードへの接続を開きます。ただしここでは、localhost 上の Vivado CSE サーバーに接続するのではなく、ラボ マシンのホスト名を使用します。
  5. 「計測のための ILA コアの設定」以降の手順に従って、ハードウェア上でデザインをデバッグします。