Versal® デバイスでは、コンフィギュレーション メモリ プログラム プロセス中にデバイスを起動するために使用されるユーザー提供デバイス イメージが必要です。これにはデザイン PDI を使用できますが、場合によっては (たとえば異なるコントローラー オプションが必要な場合) 異なる PDI をこの初期ブート プロセスに使用できます。
- メモリ デバイス コンフィギュレーション中に使用される Versal デバイスをターゲットとする新しい Vivado® プロジェクトを作成します。
- プロジェクトを作成したら、IP INTEGRATOR → Create Block Design をクリックして新しいブロック デザインを作成します。
- + アイコンをクリックして新しい IP を IP インテグレーター キャンバスに追加し、Control, Interfaces & Processing System を検索します。Control, Interfaces & Processing System IP のインスタンスを IP インテグレーター キャンバスに追加します。
-
Control,
Interfaces & Processing System IP をダブルクリックし、PS PMC のオプションを設定します。この時点で、初期化 PDI で使用されるコントローラー オプションが設定されたはずです。たとえば、コンフィギュレーション メモリ デバイス プログラム中に QSPI x4 を使用するには、次のように設定します。
注記: 初期化 PDI で設定したオプションは、コンフィギュレーション メモリ デバイス プログラム ステップ中にのみ使用され、コンフィギュレーション メモリ デバイスにプログラムしたデザインへは持ち越されません。 - Control, Interfaces & Processing System IP でコンフィギュレーションが完了したら、ブロック デザイン検証を実行してブロック デザインを保存します。Flow Navigator で PROJECT MANAGER をクリックして Project Navigator に戻り、新しく作成したブロック デザインを [Sources] ウィンドウで右クリックします。Create HDL Wrapper をオンにし、Let Vivado Manage wrapper and auto-update をクリックします。
- Flow Navigator で PROGRAM
AND DEBUG → Generate Device Image をクリックして PDI を作成します。 注記: このステップで作成された PDI が、コンフィギュレーション メモリ プログラム プロセス中に使用される初期化 PDI になります。
- 初期化 PDI が作成され、このガイドで後に説明するコンフィギュレーション メモリ プログラム プロセス中に使用するために保存されました。