DFX プロジェクト作成の初期段階は、標準デザインフローと同じです。New Project ウィザードを使用して、ターゲット デバイス、デザイン ソースおよび制約ファイルを選択し、プロジェクトの詳細を設定します。新規プロジェクトを作成する際、デザインのスタティック部分のソース ファイルおよび制約をすべて追加する必要があります。各 RP の最初の RM の RTL および IP デザイン ソースを含めることもできますが、とりあえずブラック ボックスとして残すこともできます。
注記: 最初にプロジェクトを作成するときは、1 つの RM のソースのみを追加してください。プロジェクトにさらに RM を追加するには、Partial Reconfiguration ウィザードを使用します。この詳細は、この章の後の方で説明します。
プロジェクトを作成したら、それを Dynamic Function eXchange プロジェクトとして定義します。これには、 をクリックします。これでプロジェクトが DFX デザイン フロー用になります。この設定はいったん定義すると元に戻すことはできないので、ザイリンクスではこのオプションを選択する前にプロジェクトをアーカイブすることをお勧めします。
図 1. Dynamic Function eXchange のイネーブル
ダイアログ ボックスが開き、この設定を元に戻すことができないことを示すメッセージが表示されます。[Convert] をクリックすると、プロジェクトに DFX 用のメニュー オプションおよびウィンドウが追加されます。その一部を次に示します。
- Flow Navigator の Dynamic Function eXchange ウィザードへのリンク
- [Sources] ウィンドウに [Partition Definitions] ビュー
- [Configurations] ウィンドウ