新機能であるブロック デザイン コンテナー (BDC) を使用すると、デザインを複数のブロック デザインに分割し、DFX を含むモジュール ベース、チームベースのデザイン フローが可能になります。Versal DFX デザインは、IP インテグレーターで処理されます。CIPS IP や NoC などの重要な Versal 機能は、IP インテグレーターで管理するのが簡単です。BDC フローは、すべてのアーキテクチャでサポートされています。IP インテグレーターおよびブロック デザイン コンテナーの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: IP インテグレーターを使用した IP サブシステムの設計』 (UG994) を参照してください。
BDC は、Vivado IP インテグレーターの階層ブロック機能を拡張します。階層ブロックは、ブロック デザイン (BD) に新しい階層を作成し、その中に複数の IP ブロックを含めることができます。BDC 機能は、階層ブロックとその内容を個別のブロック デザインに変換します。結果の BD は .bd デザイン ソースとして定義され、別のブロック デザイン プロジェクトの一部としても使用できます。
BDC をリコンフィギャラブルと設定してリコンフィギャラブル パーティション (RP) に変換し、その中に含まる各デザイン ソースを RM にすることも可能です。DFX の RTL プロジェクト フローと同様、コンフィギュレーションおよびコンフィギュレーション run を定義する前に、DFX ウィザードにより各 RP に可能なすべての RP が配置されます。
ヒント: デザイン run の機能および DFX デザインの機能は、RTL 中心のフローでも IP インテグレーター中心のデザイン フローでも同じです。