UltraScale および UltraScale+ デバイスでの Pblock の作成 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Dynamic Function eXchange (UG909)

Document ID
UG909
Release Date
2022-06-07
Version
2022.1 日本語

UltraScale アーキテクチャでは、リコンフィギュレーション可能な最小ユニットが以前のアーキテクチャよりも小さくなっています。リコンフィギュレーションに必要な最小リソースはリソース タイプによって異なり、プログラマブル ユニット (PU) と呼ばれます。UltraScale アーキテクチャでは隣接のサイトと配線リソース (インターコネクト タイル) が共有されるので、PU はペアで定義されます。

サイト タイプに基づくリコンフィギュレーション可能な最小 PU の例は、次のとおりです。

  • CLB PU: 隣接する 2 つの CLB、および共有インターコネクト
  • ブロック RAM PU: 1 つのブロック RAM/FIFO、隣接する 5 つの CLB、および共有インターコネクト
  • DSP PU: 1 つの DSP、隣接する 5 つの CLB、および共有インターコネクト
  • IOB PU: クロック領域の全高さと同じ I/O (BITSLICE_CONTROL、BITSLICE_RX_TX、BITSLICE_TX、BUFGCE、BUFGCE_DIV、BUFGCTRL、IOB、MMCME3_ADV、PLLE3_ADV、PLL_SELECT_SITE、RIU_OR、HBM_REFCLK などを含む)、隣接する 60 個の CLB、および共有インターコネクト
  • GTY PU: 1 つのフル GT クワッド (4 つの GT_CHANNEL および 1 つの GT_COMMON)、隣接する 60 個の CLB、24 個の BUFG_GT、15 個の BUFG_GT_SYNC および共有インターコネクト
  • GTM_DUAL PU: GTM_DUAL、GTM_REFCLK、24 個の BUFG_GT、15 個の BUFG_GT_SYNC、60 個の CLB タイル、および共有インターコネクト
  • PCIe PU: 1 つの PCIE40E4 または PCIE4CE4、隣接する 120 個の CLB (両側に 60 個ずつ)、および共有インターコネクト
  • CMAC PU: 1 つの CMACE4、隣接する 120 個の CLB (両側に 60 個ずつ)、および共有インターコネクト
  • Interlaken PU: 1 つの ILKNE4、隣接する 120 個の CLB (両側に 60 個ずつ)、および共有インターコネクト
  • CONFIG PU: 1 つの CONFIG_SITE、隣接する 120 個の CLB (両側に 60 個ずつ)、および共有インターコネクト
    • 注記: CONFIG_SITE には、ICAP、STARTUP、BSCAN、FRAME_ECC、DNA_PORT、EFUSE_USR、および MASTER_JTAG が含まれ、これ以上分割することはできません。
  • HBM BLI PU: 1 つの HBM_PLI、隣接する 15 個の CLB、および共有インターコネクト