Vivado® Dynamic Function eXchange (DFX) フローには、標準デザイン フローとは異なる点がいくつかあります。下位の詳細はシリコンの要件を満たすためにインプリメンテーション ツールで自動管理されますが、デザインの構造とフロアプランはユーザーが定義する必要があります。DFX デザインの処理手順は、次のとおりです。
- スタティック モジュールとリコンフィギャラブル モジュール (RM) を個別に合成します。詳細は、合成 を参照してください。
- 物理制約 (Pblock) を作成してリコンフィギャラブル領域を定義します。詳細は、リコンフィギャラブル領域のフロアプランを作成 を参照してください。
- 各リコンフィギャラブル パーティション (RP) に
HD.RECONFIGURABLE
プロパティを設定します。詳細は、モジュールをリコンフィギャラブルと定義 を参照してください。 - 完全なデザイン (スタティック モジュールと、RP ごとに 1 つの RM) をコンテキストでインプリメントします。詳細は、インプリメンテーション を参照してください。
- 完全に配線済みのデザインのデザイン チェックポイントを保存します。詳細は、インプリメンテーション を参照してください。
- このデザインから RM を削除し、スタティック部分のみのデザイン チェックポイントを保存します。詳細は、インプリメンテーション を参照してください。
- スタティック部分の配置と配線を固定します。詳細は、インプリメンテーション データの保持 を参照してください。
- スタティック デザインに新しい RM を追加し、新しいコンフィギュレーションをインプリメントして、配線済みデザイン全体のチェックポイントを保存します。
- すべての RM がインプリメントされるまで手順 8 を繰り返します。
- すべてのコンフィギュレーションに対して検証ユーティリティ (
pr_verify
) を実行します。詳細は、コンフィギュレーションの検証 を参照してください。 - 各コンフィギュレーションのビットストリームを作成します。詳細は、ビットストリームの生成 を参照してください。