リコンフィギャラブル ロジックはデバイスが動作中に変更されるので、ダイナミック リコンフィギュレーション中は、RM の出力に接続されているスタティック ロジックで RM からのデータを無視する必要があります。リコンフィギュレーションが完了し、リコンフィギュレーションされたロジックがリセットされるまで、RM は有効なデータを出力しません。リコンフィギャラブル モジュールの機能を予測またはシミュレーションする方法はありません。
デカップリング ストラテジの解決方法を決めておく必要があります。この問題を回避する最も一般的な方法は、RM からのすべての出力信号 (インターフェイスのスタティック側) にレジスタを付けることです。リコンフィギュレーションが完了するまでロジックを分離するには、イネーブル信号を使用できます。ほかに、各出力ポートに単純な 2:1 マルチプレクサーを付ける方法、高度なバス コントローラー ファンクションを使用する方法などがあります。
スタティック デザインには、データおよびインターフェイスの管理に必要なロジックを含める必要があります。ハンドシェイクやインターフェイスのディスエーブル (バス構造で無効なトランザクションを回避するために必要な場合あり) などのメカニズムを利用できます。また、DFX モジュールのダウンタイム パフォーマンスの影響 (リコンフィギュレーション中またはリコンフィギュレーション後に DFX モジュールに含まれる共有リソースが使用できない) を考慮するのも良いでしょう。
Partial Reconfiguration Decoupler IP を使用すると、MUX を挿入して AXI4-Lite、AXI4-Stream、およびカスタム インターフェイスを効率よく分離できます。DFX Decoupler IP の詳細は、ザイリンクス ウェブサイトを参照してください。