デザイン構造 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Dynamic Function eXchange (UG909)

Document ID
UG909
Release Date
2022-06-07
Version
2022.1 日本語
図 1. Nested DFX デザインの 2 つのコンフィギュレーション

この図は、Nested DFX デザインの 2 つのコンフィギュレーションを示しています。どちらのデザインにも同じスタティック ロジック (Top) と RP A のフロアプランが含まれます。RP A は、W と X (RM A1 の場合)、Y と Z (RM A2 の場合) に分割されます。RP A には、さらに多くの RM バージョン (A3、A4 など) を含めることができ、サブ RP はどの数、サイズ、形にでもできるほか、まったく含めないということもできます。下位 RP の (W、X、Y、Z) には、それぞれ独自の RM (W1、W2、W3 など) が含まれ、それより上位のロックされたすべてのインプリメンテーション結果を使用してインプリメントされる必要があります。

注記: 上記の図では、RP (W および X) は別のクロック領域に含まれる必要があります。RP は、パーシャル ビットストリームの複合要件を前提とした場合、単一のクロック領域の同じ縦の列を占めることはできません。

Nested DFX インプリメンテーション フローでは、その上位のスタティック デザインのコンテキストに各 RM がインプリメントされます。RP の最初の RM がそのずぐ上 (この場合 A1 または A2) の RM レベルのスタティックなインプリメンテーション結果を作成してから、残りの RM すべてがこのコンテキストにインプリメントされます。このフローでは、現在のターゲット RP がどの階層にあるかは関係ありません。