スタティック (最上位) デザインの合成またはインプリメンテーション結果がチェックポイントとして保存されている場合は、open_checkpoint
コマンドを使用して読み込むことができます。このコマンドはスタティック デザイン チェックポイントを読み込み、アクティブ メモリで開きます。
open_checkpoint <file>
チェックポイントがスタティックのものではなく RM の完全なネットリストのものである場合、インスタンス名を read_checkpoint -cell
を使用して指定できます。チェックポイントがインプリメンテーション後のチェックポイントである場合は、-strict
オプションも使用する必要があります。このオプションを合成後のチェックポイントで使用して、ポートが確実に一致するようにすることもできます。RM のチェックポイントを読み込むには、指定のセルのブラック ボックスを含む最上位デザインを開いておく必要があります。その後、次のコマンドを実行します。
read_checkpoint -cell <cellname> <file> [-strict]
オプション名 | 説明 |
---|---|
-cell
|
RM の完全な階層名を指定します。 |
-strict
|
セルを置き換えるためにポートが完全に一致している必要があり、パーツ、パッケージ、スピード グレード値が同一であることを確認します。インプリメンテーション データを復元する際には使用する必要があります。 |
<file>
|
読み込むチェックポイント (DCP) の完全パスまたは相対パスを指定します。 |
注意:
合成済みチェックポイントに含まれていない下位モジュールがある場合は、この方法は使用しないでください。
read_checkpoint -cell
では、入れ子はサポートされません。方法 1: ファイルの追加およびリンク に説明する link_design
を使用した方法を使用してください。注意:
デザイン オブジェクトを指定する Tcl 変数は、その後の
read_checkpoint -cell
コマンド後に無効になります。これらの変数の内容は、read_checkpoint -cell
を 2 回目に呼び出す前に再度指定する必要があります。そうしないと、参照オブジェクトが存在しないため、動作が不適切なものになったり、クラッシュが発生したりする可能性があります。