デザインの初期コンフィギュレーションを作成し、スタティック デザイン結果を確立するフローは、標準 DFX フローと抽象化シェル フローで同じですが、2 つの RP を接続する場合は、抽象化シェルに注意してください。2 つの RP 間のパスに同期エレメントがない場合、2 つの RP の RM の組み合わせにタイミングを満たすことができないものがあるかどうかは確実にはわかりません。これは DFX では技術的には可能ですが、ザイリンクスではこの状況を避けることを強くお勧めします。
この状況は、次の 2 つのデザイン ルール チェックを実行すると警告として表示されます。
- HDPR-34 – Signal '<object(s)>' is a direct path that connects RP '<object(s)>' and '<object(s)>' without a synchronous timing point in the static design. This omission might lead to timing failures in hardware depending on the RMs that are currently loaded. To close timing on all possible synchronous paths, ensure that any possible path contains at most a segment in only a single RP. (日本語訳: 信号 <object(s)> は、RP <object(s)> と <object(s)> を接続する直接パスですが、スタティック デザインに同期タイミング ポイントがありません。これにより、読み込まれている RM によっては、ハードウェアでタイミング エラーが発生することがあります。可能なすべての同期パスでタイミング クロージャを達成するには、可能などのパスにも 1 つの RP のみに含まれるセグメントが 1 つだけ含まれるようにしてください。)
- HDPR-35 – A path connects an RP '<object(s)>' and '<object(s)>' without a synchronous timing point in the static design. This omission might lead to timing failures in hardware depending on the RMs currently loaded. To close timing on all possible synchronous paths, ensure that any possible path contains at most a segment in only a single RP. The following is a list of nets (up to the first 15) in the path: <name>. (日本語訳: RP <object(s)> と <object(s)> を接続するパスに、スタティック デザインに同期タイミング ポイントがありません。これにより、読み込まれている RM によっては、ハードウェアでタイミング エラーが発生することがあります。可能なすべての同期パスでタイミング クロージャを達成するには、可能などのパスにも 1 つの RP のみに含まれるセグメントが 1 つだけ含まれるようにしてください。パスに含まれるネット (最初の 15 個まで) を次にリストします。<name>)
抽象化シェルを作成する前に、デザインの初期コンフィギュレーションに対してすべての DFX DFC を実行します。これらの警告が表示された場合は、スタティック デザインを変更してください。