抽象化シェルの内容は、ターゲット RP のフロアプランと、このモジュールへの接続により決定されます。
UltraScale+ デバイスのリコンフィギャラブル Pblock のフロアプランでは、配線を向上させて密集を緩和するため、デフォルトで拡張配線領域が作成されます。この拡張により、パーシャル ビットストリームのプログラム内容としてキャプチャされるフレームセットが作成されます。RM をインプリメントしてこの拡張領域のパーシャル ビットストリームを生成するため、抽象化シェルには、この領域の配置の一部とすべての配線情報が含まれます。スタティック デザインのパーシャル ビットストリームに含まれる部分は、プログラムし直されますが、中断することなく動作を継続します。パーシャル ビットストリーム配布の最後の初期化で GSR を受信するのは、ユーザー定義 Pblock 内のロジックのみです。
hd_visual スクリプトを使用して、RP の拡張領域を表示します。次の図では、青色の配置範囲は Pblock 自体で、黄色の拡張領域はこの RP の全体的なソリューション空間とパーシャル ビットストリーム範囲を示しています。
図 1. 抽象化シェル内の配置済みリコンフィギャラブル モジュール
図 2. リコンフィギャラブル パーティション (青色) の拡張配線領域 (黄色)
抽象化シェルにインプリメントされた RM の配置は、作成された Pblock である青い領域内に制限され、基本的なプログラマブル ユニット境界に揃えられます。この RM では、配線は黄色の拡張配線領域内に制限されます。