手順 2: リファレンス デザインのコンパイル - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: プログラムおよびデバッグ (UG936)

Document ID
UG936
Release Date
2022-05-20
Version
2022.1 日本語
リファレンス デザインにインプリメントを実行するには、次の手順に従います。
  1. Flow Navigator で Run Implementation をクリックします。
  2. インプリメンテーションが完了すると、[Implementation Completed] ダイアログ ボックスが開きます。Cancel をクリックします。
  3. プロジェクトベースのデザインでは、Vivado Design Suite により、中間インプリメンテーション結果がデザイン チェックポイントとしてインプリメンテーション run ディレクトリに保存されます。インクリメンタル コンパイル フローのインプリメンテーションから保存されたデザイン チェックポイントの 1 つを使用します。
    ヒント: インプリメンテーションを再実行する場合、前の結果は削除されます。中間インプリメンテーション結果を新しいディレクトリに保存します。または、インクリメンタル コンパイル用に基準となるインプリメンテーション run ディレクトリを維持するよう、新しいインプリメンテーション run を作成します。
  4. [Design Runs] ウィンドウで impl_1 を右クリックし、Open Run Directory を選択します。次の図のように、ファイル ブラウザーに run ディレクトリが開きます。run ディレクトリには配線済みのチェックポイント (top_routed.dcp) が含まれています。これは、インプリメンテーション コンパイル フローの後段階で使用されます。インプリメンテーション run ディレクトリの場所は run のプロパティです。
  5. [Tcl Console] で次のコマンドを入力して、現在の run ディレクトリの場所を取得します。
    get_property DIRECTORY [current_run]

    これで、デザイン チェックポイントを含む現在の run ディレクトリ パスが返されます。この Tcl コマンド、DIRECTORY プロパティを使用して、インクリメンタル コンパイル フローに必要な DCP ファイルの位置を確認します。