既知の問題 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: プログラムおよびデバッグ (UG936)

Document ID
UG936
Release Date
2022-05-20
Version
2022.1 日本語
  1. デフォルトで、FSBL では USB はエニュメレートされません。これは通常 Linux ドライバーによってエニュメレートされるものだからです。Linux を使用せずに USB をリンク ステートにするには、FSBL の C コードに若干の変更が必要です。この変更を加えても USB はエニュメレートされず、USB をリンク ステートにするだけです。
  2. アイ スキャンにはタイムアウトのメカニズムがビルトインされていません。リンクが弱いと (L*_TM_DIG_8.EYESURF_ENABLE != 1 の場合など)、アイ スキャンがハングします。このケースでは、結果は返されません。
  3. アイ スキャンが進んでいない場合は、アイ スキャンが正しく機能するよう、すべてのレーンに対し次のパラメーターが設定されていることを確認します。「*」はレーン番号 (レーン 0 ならパラメーターは L0 になる) を表します。

    ハードウェア ツリーでレーンをクリックしてから、プロパティのタブをクリックします。検索ボタンを使用して、次のプロパティを検索できます。

    1. L*_TM_MISC3.CDR_EN_FPL = 0
    2. L*_TM_MISC3.CDR_EN_FFL = 0
    3. L*_TM_DIG_8.EYESURF_ENABLE = 1

      また、アイスキャン回路が動作していることを確認するため、次のパラメーター値をチェックします。

    4. L*_PLL_LOCK = 1
    5. L*_TM_SAMP_STATUS4.E_SAMP_PH0_CALIB_CODE はゼロ以外の値です。
    6. L*_TM_SAMP_STATUS5.E_SAMP_PH180_CALIB_CODE はゼロ以外の値です。