手順 2: ML ストラテジ run の作成 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: デザイン解析およびクロージャ テクニック (UG938)

Document ID
UG938
Release Date
2022-05-11
Version
2022.1 日本語
この手順では、手順 1: ML ストラテジの RQS ファイルの生成 で作成したファイルを使用して、ML ストラテジのインプリメンテーションを作成します。
  1. Design Runs ウィンドウで impl_3 を右クリックし、Open Run Directory をクリックします。
  2. MLStrategy ディレクトリを検索し、内容を確認します。3 つの RQS ファイルと 3 つの非プロジェクト ベースの Tcl スクリプトが表示されます。RQS ファイルは、プロジェクト モードおよび非プロジェクト モードの両方で共通です。非プロジェクト ベースのスクリプトは、RQS ファイルの使用方法の例です。

  3. 次の手順は、ML ストラテジ run の生成です。ファイルが <run_directory>/MLStrategy ディレクトリにある限り、このプロセスを自動化できます。Design Runs ウィンドウでインプリメンテーションを右クリックし、Create ML Strategy runs をクリックします。これにより、3 つの run (ML ストラテジ ファイルごとに 1 つ) が作成されます。RQS 指示子を使用するように run を設定し、その各 run に RQS ファイルが読み込まれるように設定します。
  4. Design Runs ウィンドウで impl_3_ML_1 を選択します。

  5. Implementation Run Properties ウィンドウで Properties タブを選択し、RQS_FILES が設定されていることを確認します。
  6. Implementation Run Properties ウィンドウで Options を選択し、opt_designplace_designphys_opt_designroute_design コマンドに指示子が RQS に設定されていることを確認します。

    これで ML ストラテジを実行する設定ができました。ML ストラテジ ファイルを作成した後は、デザイン変更後に新しいストラテジを生成することはできませんが、ほかの推奨項目を追加することはできます。

  7. これで run を開始する準備が整いました。ML ストラテジ run をすべて選択して右クリックし、Launch Runs... をクリックします。これで run が標準 run のように並列実行されるようになります。