この手順では、レポートを生成するための report_qor_suggestions
コマンドの実行方法を説明します。このコマンドは、合成後のインプリメンテーション フローのどの段階でも、開いているデザインに対して実行できます。プロジェクト モードの場合は、通常、合成またはインプリメンテーションの後に実行します。非プロジェクト モードの場合は、synth_design
、link_design
、opt_design
、place_design
、phys_opt_design
、または route_design
の後に実行できます。
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Vivado IDE のプルダウン メニューから、 をクリックし、次の図のダイアログ ボックスを開きます。
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OK をクリックしてシミュレーションを実行します。Vivado 統合設計デザイン (IDE) にレポートが自動的に開きます。レポートは対話型なので、一度に 1 インスタンスのみ開くことができます。同等の Tcl コマンドは次のとおりです。
report_qor_suggestions -max_paths 100 -file rqs.rpt
注記: デフォルトでは、RQS コマンドを実行すると、クロック グループごとに 100 のワーストのパスがレポートされます。タイミング クリティカル パスの解析に RQS で使用されるパスの数を、
-max_paths
オプションを使用して変更できます。この数を増やすと、より多くの推奨項目が生成されますが、その推奨項目の対象はクリティカル パスだけではなくなります。