手順 4: サードパーティ シミュレータの使用 - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: IP を使用した設計 (UG939)

Document ID
UG939
Release Date
2022-06-10
Version
2022.1 日本語

Manage IP プロジェクトは、IP をカスタマイズし管理することを目的にしています。Manage IP プロジェクトで IP を直接シミュレーションするサポートはありません。プロジェクト モードまたは非プロジェクト モードで、カスタマイズされた IP をシミュレーション用に標準デザイン プロジェクトにインスタンシエートします。

Vivado® Design Suite で配布される ザイリンクス IP は、暗号化の業界標準である IEEE P1735 を使用して暗号化されています。サポートされているシミュレータでは、この暗号化標準が使用され、ビヘイビアー シミュレーションを実行できます。

Vivado Design Suite には、混合言語のシミュレーション用に Vivado シミュレータが含まれており、ほかにも Mentor Graphics® Questa Advanced Simulator、ModelSim Simulator、Cadence® Incisive Enterprise Simulator (IES)、Synopsys® Verilog Compiler Simulator (VCS)、Aldec® が直接サポートされています。

デフォルトでは、Vivado で IP および Manage IP ディレクトリと同じディレクトリに ip_user_files と呼ばれるディレクトリが作成されます。このディレクトリには、作成されるすべての IP 用にサポートされるシミュレータでシミュレーションするスクリプトが含まれています。まずはこれらのスクリプトを使用して、IP をシミュレーションできます。スクリプトは、IP のシミュレーションに必要なファイルをすべて参照しています。

ターゲット シミュレータの Tcl スクリプトを生成するには、Tcl コマンド export_simulation –simulator <simulator> を使用できます。

Vivado Design Suite 外でシミュレーションを実行する場合のスクリプトの作成など、サードパーティ シミュレータの使用については、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション』 (UG900) を参照してください。