重要:
Vivado® Design Suite では、NGC フォーマットのファイルは
UltraScale™
デバイス用にサポートされていません。Vivado Design Suite で IP を再生成し、ネイティブ出力ファイルを使用することをお勧めします。または、NGC ファイルを
NGC2EDIF
コマンドで EDIF に変換してインポートすることもできます。ただし、ザイリンクスでは、今後は XST で生成された NGC フォーマットではなく
Vivado®
のネイティブ IP を使用することを勧めします。また、プロジェクトに IP コアもインポートします。このデザインには、4 つの IP コアがあります。
- Accumulator
- Vivado 2022.1 バージョンの IP で、すべての出力ファイルが含まれます。
- Block Memory Generator
- Vivado Design Suite の古いバージョンのネイティブ IP で、出力ファイルは生成されていません。
- FIFO Generator
- Vivado 2022.1 バージョンの IP で、DCP を含むすべての出力ファイルがあります。
- Clocking Wizard:
- Vivado 2022.1 バージョンの IP で、出力ファイルはありません。
これらすべての IP は、ネイティブ Vivado コアです。これらは既にカスタマイズされていて、ザイリンクス コア インスタンス (XCI) ファイルが用意されています。
これらの IP をプロジェクトにインポートするには、次の行をスクリプトに追加します。
import_ip -files { \
../Lab_3_4_sources/IP/Accumulator/c_accum_0.xci \
../Lab_3_4_sources/IP/blk_mem/blk_mem_gen_v7_3_0.xci \
../Lab_3_4_sources/IP/clk_wiz/clk_wiz_0.xci \
../Lab_3_4_sources/IP/char_fifo/char_fifo.xci}
この行が処理されると、Vivado Design Suite から次の警告メッセージが表示されます。
WARNING: [IP_Flow 19-2162] IP 'blk_mem_gen_v7_3_0' is locked:
* IP definition 'Block Memory Generator (7.3)' for IP 'blk_mem_gen_v7_3_0' has a newer major version in the IP Catalog.
Please select 'Report IP Status' from the 'Tools/Report' menu or run Tcl command 'report_ip_status' for more information.
c_accum_0 は最新版で、すべての出力ファイルが揃っているので、インポート時に警告メッセージは表示されません。
blk_mem_gen_v7_3_0 コアは、IP カタログにある最新版ではありません。合成やシミュレーションを実行するのに必要な出力ファイルがないので、最新版にアップグレードする必要があります。この IP を次の手順でアップグレードします。アップグレードできない場合は、IP を作成し直す必要があります。
clk_wiz_0 の場合、カスタマイズされた XCI ファイル (.xci) と共に生成された出力ファイルが検出されなかったので、この IP は IP カタログのバージョンと同じです。次の手順で、この IP の出力ファイルを手動生成します。
char_fifo のバージョンは最新版で、すべての出力ファイルが揃っているので、インポート時に警告メッセージは表示されません。
推奨: IP カタログの IP コアでメジャー バージョンの変更があった場合、パラメーターやポート名の変更など IP に変更があると、IP を最新版にアップグレードしたときにデザインを変更する必要が出てくる場合があります。