UltraScale デバイスのパーシャル ビットストリームの読み込み - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: Dynamic Function eXchange (UG947)

Document ID
UG947
Release Date
2022-05-31
Version
2022.1 日本語

VCU108 または KCU105 をターゲットにする場合は、次の手順に従います。まず、「上部」のシフター位置をリコンフィギュレーションします。

  1. 緑色のバナー上の Program device をクリックします (またはターゲット デバイスを右クリックして Program device をクリックします)。Bitstreams/inst_shift フォルダーで shift_right_upper_partial_clear.bit を選択し、Program をクリックしてデバイスをプログラムします。LED の上部のシフト部分が停止しますが、下部のシフト部分はリコンフィギュレーションの影響を受けず、シフトし続けます。今回のコンフィギュレーションには前回ほど時間がかからず、DONE LED がオフになった点に注目してください。
  2. 緑色のバナー上の Program device をもう一度クリックします。Bitstreams/inst_shift フォルダーで shift_left_upper_partial.bit を選択し、Program をクリックしてデバイスをプログラムします。上部シフト部分は左にシフトするようになりましたが、下部はまだ右にシフトしています。Done も High (オン) を返しました。

    カウンター ファンクションに移行するには、一次 reconfig_counters RM をまず読み込む必要があります。この時点で二次 count_up または count_down パーシャル ビットストリームを読み込むと、これらのファンクションが最上位のスタティック デザインに接続しないため、正しく機能しません。

    重要: さらに、UltraScale デバイスでは、新しい一次パーシャル ビットストリームが配信できるようになる前に、クリア ビットストリームをボトムアップで適用する必要があります。各クリア ビットストリームは、階層のそのレベルで現在読み込まれているファンクションと一致する必要があります。二次クリア ビットストリームの順序は重要ではありませんが、一次クリア ビットストリームよりも前にする必要があります。
  3. 緑色のバナー上の Program device をクリックし、これらのクリア ビットストリームを使用してデバイスを一度にプログラムします。
    • inst_shift/shift_left_upper_partial_clear.bit
    • inst_shift/shift_right_lower_partial_clear.bit
    • inst_RP/inst_RP_shift_right_right_recombined_partial_clear.bit

    これらの実行後、シフター機能と最上位スタティックへの接続がアクティブ デザインから削除されたため、すべての LED アクティビティが停止しました。

  4. 緑色のバナー上の Program device をもう一度クリックします。Bitstreams/inst_RP フォルダーで inst_RP_count_up_up_recombined_partial.bit を選択し、Program をクリックしてデバイスをプログラムします。LED の 2 つのセクションがカウント アップされるようになりました。

    reconfig_counters 一次ファンクションができたので、その階層の下にあるリコンフィギャラブル パーティションをパーシャル リコンフィギュレーションできるようになりました。

  5. 緑色のバナー上の Program device をクリックします。Bitstreams/inst_count フォルダーで count_up_lower_partial_clear.bit を選択し、Program をクリックしてデバイスをプログラムします。これにより、LED の下部セットのカウント ファンクションを駆動しているカウンターが停止します。
  6. 緑色のバナーの Program device を最後にもう一度選択します。Bitstreams フォルダーで count_down_lower_partial.bit を選択し、OK をクリックしてデバイスをプログラムします。上部シフト部分はカウント アップしたままですが、下部はカウント ダウンするようになりました。

    これで UltraScale デバイスの演習を終了します。