手順 10: FPGA のパーシャル リコンフィギュレーション - 2022.1 日本語

Vivado Design Suite チュートリアル: Dynamic Function eXchange (UG947)

Document ID
UG947
Release Date
2022-05-31
Version
2022.1 日本語
count_shift_led デザインは、4 つのデモ ボードの 1 つをターゲットにします。現在のデザインでは、KCU105、VCU108、KCU116、VCU118 ボード、リビジョンは 1.0 およびそれ以降のものがサポートされています。

フル イメージを使用したデバイスのコンフィギュレーション

  1. プラットフォーム ケーブル USB を使用してコンピューターにボードを接続し、ボードに電源を投入します。
  2. メインの Vivado IDE で、Flow > Open Hardware Manger をクリックします。
  3. 緑色のバナー上の Open target をクリックします。ボードとの通信を確立するため、ウィザードの手順に従います。
  4. 緑色のバナー上の Program device をクリックし、xcku040_0 などのターゲット デバイスを選択します。
  5. [bitstreams] フォルダーを参照し、Config_RightUp.bit を選択してから、OK をクリックしてデバイスをプログラムします。

    これで 2 つのタスクを実行している GPIO LED のバンクを確認できるはずです。4 つの LED がカウントアップを実行し (MSB は左側)、別の 4 つの LED が右方向へシフトしています。フル デバイスのコンフィギュレーションにかかる時間に注目してください。

デバイスのパーシャル リコンフィギュレーション

これまでに作成したパーシャル ビットストリームのいずれかを使用して、デバイスをパーシャル リコンフィギュレーションする準備が整ったので、まずは該当するクリア ビットストリームから始めます。

  1. UltraScale をターゲットにしている場合のみ: 緑色のバナー上の Program device をもう一度クリックします。Bitstreams フォルダーを参照し、Config_RightUp_pblock_inst_shift_partial_clear.bit を選択してから、OK をクリックしてデバイスをプログラムします。

    LED のシフト部分が停止しますが、カウンターはリコンフィギュレーションの影響を受けず、引き続きカウントアップします。今回のコンフィギュレーションには前回ほど時間がかからず、DONE LED がオフになった点に注目してください。

  2. 緑色のバナー上の [Program device] をもう一度クリックします。Bitstreams フォルダーを参照し、Config_LeftDown_pblock_inst_shift_partial.bit を選択してから、OK をクリックしてデバイスをプログラムします。

    LED のシフト部分が逆方向で再開し、DONE LED が再び点灯します。

  3. UltraScale をターゲットにしている場合のみ: 緑色のバナー上の [Program device] をもう一度クリックします。Bitstreams フォルダーを参照し、Config_RightUp_pblock_inst_count_partial_clear.bit を選択してから、OK をクリックしてデバイスをプログラムします。

    LED のカウント部分が停止しますが、シフターはリコンフィギュレーションの影響を受けず、シフトし続けます。

  4. 緑色のバナー上の [Program device] をもう一度クリックします。Bitstreams フォルダーを参照し、Config_LeftDown_pblock_inst_count_partial.bit を選択してから、OK をクリックしてデバイスをプログラムします。

    カウンターはカウントダウンし始めますが、シフト用の LED はリコンフィギュレーションの影響を受けません。このプロセスは、元のコンフィギュレーションに戻るまで Config_RightUp パーシャル ビット ファイルを使用して繰り返すことができます。または、ブランキング パーシャル ビット ファイルを使用して、(点灯したままの) LED のアクティビティを停止するまで繰り返すことができます。次のパーシャル ビットストリームの前に正しいクリア ビットストリームが読み込まれるよう、各パーティションに現在読み込まれているモジュールを確認します。