このセクションでは、IP インテグレーター内で DFX 機能をイネーブルにし、rp1 ブロック デザイン コンテナーに新しいリコンフィギャラブル モジュールを追加します。
次の手順に従うか、source コマンドでこれらの手順を自動化した enable_dfx_bdc.tcl を実行します。
注記: この操作は、取り消しできません。一度プロジェクトを DFX プロジェクトに変換すると、元に戻すことはできません。この時点からデザイン run インフラストラクチャおよび DFX 設定が使用されるようになり、正しく設計されるよう DRC がイネーブルになります。この変換を実行する前にデザインをアーカイブし、DFX ではないバージョンを保存しておくことをお勧めします。
-
Vivado®
IDE で Tools > Enable Dynamic Function
eXchange をクリックし、DFX 機能をイネーブルにします。開いたダイアログ ボックスで Convert をクリックします。この手順を実行すると、Flow Navigator および [Tools] メニューの Dynamic Function eXchange Wizard など、新しいメニュー項目が表示されます。注記: ユーザーがプロジェクトを明示的に変換していない場合、ブロック デザイン コンテナーの DFX 設定に基づいて、フローの後の方でブロック デザインが生成されたときに自動的に変換されます。自動的に変換された場合でも、元に戻すことはできません。
- design_1 の rp1 インスタンスをダブルクリックし、ブロック デザイン コンテナーを編集します。
- [General] タブで、Enable
Dynamic Function eXchange on this container および Freeze the boundary of this container をオンにします。図 1. rp1 ブロック デザイン コンテナーでの DFX のイネーブル
[Enable Dynamic Function eXchange on this container] をオンにすると、rp1 インスタンスがリコンフィギャラブル パーティション (RP) として定義されます。[Freeze the boundary of this container] をオンにすると、パラメーターが境界インターフェイスを越えて伝搬されなくなります。
- [Addressing] タブをクリックし、このブロック デザインのアパーチャを確認します。Address Offset は 0x201_8000_0000、Address Range は 64K で、rp1rm1 に指定された情報と一致します。Show Detailed
View をオンにして、rp1rm1 のアパーチャが RP1 全体の汎用アパーチャと一致することを確認します。この時点では変更は必要ありません。このタブは後でまた設定します。図 2. rp1 BDC のアドレス情報
-
OK をクリックして変更を保存し、design_1 のブロック図に戻ります。
rp1 ブロック デザイン コンテナーのアイコンが変わり、「DFX」というラベルが表示されます。
図 3. rp1 がリコンフィギャラブル パーティション - Validate をクリックして検証してから save をクリックしてデザインを保存します。